競輪選手の年収の手取りは?賞金は全額もらえない理由を紹介!

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レースに優勝することはもちろん、レースに出場するだけでも手当が出る競輪選手ですが、年収や手取りがどのくらいかはあまり知られていません。

競輪選手が在籍しているランクによって手取りや年収は異なり、特に大きな収入源である優勝賞金はランキングになるほど注目されています。

この記事では、

  • 競輪選手の年収の手取りは?
  • 競輪選手が賞金を全額もらえない理由は?
  • 競輪選手は出費が多い?理由は?

について、ご紹介します。

大きな賞金があることから、華やかで富豪の競輪選手というイメージがあるものの、実際は支出も多いのが特徴です。

 

1.競輪選手の年収の手取りは?

競輪選手の年収の手取りについて、次の通り紹介します。

  • 平均的な年収の手取り
  • 賞金ランキングトップの選手

・平均的な年収の手取り

競輪選手の平均年収はおよそ1200万円と言われており、そこから税金等が差し引かれ、手取りの平均は約850万円ほどになります。

ただし、競輪選手の手取りは選手ごとに大きく異なります。

チャリ男
チャリ男
例えば、競輪のトップ選手は手取りが1億円を超えることもあるけど、手取りが500万円を下回る選手もいるよ。

競輪選手の手取りの平均は約850万円ですが、選手によって大きく異なるため、平均の手取りはあくまでも目安のひとつです。

 

・賞金ランキングトップの選手

賞金ランキングトップの選手は、年収が2億円を超えてくるため、税金等を差し引いた手取りが1億円を超えることもあります。

チャリ男
チャリ男
例えばG1レースの賞金金額はおよそ2,500万円から6,000万円となっていて、1度優勝するだけでも大きな金額だよ。

また、競輪最高峰レースであるGPに優勝すると1億円以上の賞金を得られ、そのままその年の賞金王にもなります。

賞金ランキングトップに上がる選手は、手取りが1億円を超えるほど稼いでいます。

競輪の賞金の仕組みとは?実際の手取りは?稼げる選手と稼げない選手の違いを解説!

 

 

2.競輪選手が賞金を全額もらえない理由は?

競輪選手が賞金を全額もらえない理由には、次のようなものがあります。

  • 選手会に1レースごとに一律15000円納付
  • 賞金の10%を選手会に納付
  • 税金

・選手会に1レースごとに一律15000円納付

レースへ出場する毎に、競輪選手にとって労働組合となる選手会へ一律で15,000円を納付する必要があります。

選手会への入会は競輪選手として義務付けられているため、S級S班でも、A級3班でも納付金額は固定です。

平均年収が少ないA級3班選手にとって大きな金額ではあるものの、集められた資金は選手の労働環境改善に関連した活動費となります。

健全な労働環境を保つために、選手はレース毎に15,000円を納付します。

 

・賞金の10%を選手会に納付

出場レース毎に加え、レースにて優勝した賞金の10%も選手会へ会費として納付します。

つまり、選手はレースに出場し、優勝すると15,000円に加え、優勝賞金の10%が収入から減ることになります。

チャリ男
チャリ男
例えば、賞金が1億円になるGPレースに優勝すると、15,000円と優勝賞金の10%にあたる1,000万円の納付が必要だよ。

競輪全体を支えるためには必要な出費ではあるものの、支出は大きいです。

 

・税金

日本に居住しているため、国が規定する税金を支払う必要があります。

賞金を獲得すれば獲得した賞金には所得税がかかり、住民税や国民年金、国民健康保険なども支払いが必要です。

特に所得税は年収が5,000万円を超えた場合、45%がかかります。

競輪選手も税金の支払いが必要であり、その金額だけでも手取りが減ります。

競輪選手は確定申告が必要?申告しないとどうなるの?

 

 

3.競輪選手は出費が多い?理由は?

競輪選手は出費の出費は多いのか、その理由について次の通りご解説します。

  • 自転車のパーツはオーダーメイド
  • 社会保険に加入できない

・自転車のパーツはオーダーメイド

選手の商売道具である自転車の部品はすべて、オーダーメイドによって制作されています。

すべてがオーダーメイドである理由は、選手によって自転車へのこだわりが異なり、得意とする戦略や年齢によっても自転車へ求めるものは異なるからです。

また、一度作ったオーダーメイド自転車であっても、思っていたイメージとは違う場合は実際のレースで使用しないまま愛好家へ譲ることもあります。

何度も何度も改良し続けて自分に合うものを探さなければレースでの勝利も難しいため、選手はオーダーメイドにて自転車を作り、出費も重なります。

 

・社会保険に加入できない

競輪選手はフリーランスであるため、社会保険へ加入はできません。

国民保険に加入することはできるものの、一般的な会社員より保険料は高くなります。

稼げる選手であれば問題ないですが、新人では大きな出費です。

保険料も競輪選手にとって手取りが減る要素です。

 

 

4.競輪選手の年収の手取りは?賞金は全額もらえない理由を紹介!まとめ

競輪選手の年収の手取りについて解説し、賞金は全額もらえない理由をご紹介しました。

  • S級S班の平均年収はおよそ9,903万円
  • 選手会への納付や税金などで、賞金はすべて貰えない
  • 自転車の改良や保険料で出費は多い

競輪選手は年収がランキングになるほど収入は大きいものの、税金や自転車の改善による出費も多く、手取りはかなり少なくなります。

それでもトップ選手なら手取りが1億円を超えることがあるほど稼ぐことができるのです。

 

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