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競輪でぶつかり合いは禁止されていないか気になりますよね。
競輪でぶつかり合いについてを知っておけば、よりレースで選手が失格になる例を知って車券予想しやすくすることができます。
今回は競輪でぶつかり合いは禁止されている？事故は起きない？を紹介していきます。この記事を読めば競輪のぶつかり合いについて知れること間違いなしですよ。
１．競輪でぶつかり合いは禁止されている？
まずは競輪でぶつかり合いは禁止されているかについて紹介していきます。
・意図的なぶつかり合いは基本的に禁止されている
競輪でぶつかり合いとは、いわゆる「押圧」のことです。押圧とは、レース中に選手同士が自分のポジションを確保するために、ぶつかり合って身体で圧をかけることです。
競輪は選手同士がブロックやポジション取りで駆け引きをおこなうため、選手同士がぶつかるリスクがあります。その際に、体重をかけ相手の選手を過度にブロックして圧をかけ、スピードを失速させると押圧と判断され、失格の原因になります。
他にも、自ら内圏線を踏みきって内側の選手を最終バック到達前なのに5秒程度以上押圧したり、最終バック到達後は3秒程度以上押圧するほか、その幅が内外線間の幅の約2倍以上に至った場合なども失格の対象として判断されます。
・レースで白熱したらぶつかり合いは仕方がない？
競輪の見どころは最終周回になってからの激流のような激しい競り合いであり、牽制していた選手同士が1着を目指して自転車を漕ぎ始めます。
時にはライバル選手を押しのけながら前に出る、いわゆる「身体と身体のぶつかり合い」が生じて1着を目指してゴールしようと必死になります。
白熱したレースで選手同士が切磋琢磨してぶつかり合うことは禁止されておらず、あくまで意図的に他の選手に圧をかけた場合のみ失格の対象となります。
２．競輪のぶつかり合いで事故は起きない？
次は競輪のぶつかり合いで事故は起きないのかを紹介していきます。
・頭突きで失格になった例がある
過去に頭突きをしてレースで失格となった例があります。
頭突きをしたのは阿竹智史選手で、頭突きをしたレースは2022年8月11日に西武園競輪場で実施された「オールスター競輪」でした。
阿竹選手は最終直線で横に並んだ犬伏湧也選手に対して頭突きを行い、頭突きを食らった犬伏選手は落車し、それに巻き込まれた鈴木竜士選手も落車してしまいました。
巻き込まれた鈴木選手は6着に、頭突きを食らって落車した犬伏選手は8着、そして阿竹選手は反則行為とみなされて失格となっています。当時のレースの映像を見ると、黄色のユニフォームの阿竹選手がわざと隣の犬伏選手へ頭突きをしているのが分かります。
・なぜ事故が起きた？
なぜこのような悪質な頭突き事故が起きてしまったのか気になりますよね。
当時、ラインを組む際に逃げまくりが得意な犬伏選手が前を走り、その後ろを阿竹選手が追走するといった隊列となっていました。鐘が突かれて最後の争いとなった際、犬伏選手と阿竹選手は中段あたりを走っており、犬伏選手はまくりを決めようと早々にスパートをかけていました。
通常は阿竹選手がこのまくりに追走していくのですが、阿竹選手は犬伏選手のスパートについていくことができずにラインが千切れてしまったのです。
その後、犬伏選手はまくりを決めることができず後退していったのです。スタミナ切れで交代してしまったので、犬伏選手がスパートをかけるタイミングが早すぎたことが分かります。そしてスタミナ切れで交代してしまった犬伏選手に追いついた瞬間、阿竹選手は頭突きをかましました。
この頭突きが故意によるものか偶然かは本人同士でしか分かりませんが、審査委員会はこの頭突きを悪質なものとみなして、阿竹選手を失格としています。直接ぶつかり合いで起きた事故ではありませんでしたが、頭突きでも十分に悪質な事故原因として判断できます。
３．まとめ
今回は競輪でぶつかり合いは禁止されている？事故は起きない？を紹介してきました。
競輪でぶつかり合いについて知っておくと、より白熱したレースを楽しむことができます。競輪のぶつかり合いを故意にすると失格の対象となりますが、白熱したレースをするためのぶつかり合いは問題ないとみなされています。
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