合成オッズって何？考え方と計算方法を解説 – ハッチャンの競輪予想で車券攻略

競輪の予想をする際、単にオッズの高いレースに賭けるだけではなく、合成オッズを活用することで、より効果的な投資が可能になります。

この記事では、

合成オッズとは
合成オッズの考え方
合成オッズの計算式と活用法

について紹介します。

合成オッズとは、違うオッズの車券を購入する際に、全ての車券の回収額が同じになるように賭けたときのオッズのことです。

１．合成オッズとは
２．合成オッズの考え方
・合成オッズはトリガミを防ぐことが目的
・なぜ固いと思われる低合成オッズのレースを避けるのか？
３．合成オッズの計算式と活用法
・合成オッズの計算方法
・合成オッズの目安
・合成オッズを使う際の賭け金分配方法
４．【おわりに】合成オッズってなに？考え方と計算方法を解説

１．合成オッズとは

合成オッズとは、異なるオッズのレースに賭けた場合の、それらのオッズを1つの数字として表した値です。

例えば、11000円を10倍、20倍、30倍の車券に対して次のように分配して賭けます。

10倍:6000円
20倍:3000円
30倍:2000円

上記のように賭けると、どの車券が当たっても60000円返ってきます。

11000円に対して60000円返ってきているため、10倍、20倍、30倍の合成オッズは60000/11000で約5.45倍となります。

複数のオッズの車券があたかも1つのオッズの車券であるかのように賭けたときのオッズが合成オッズです。

２．合成オッズの考え方

合成オッズの考え方について、次の通り紹介します。

合成オッズはトリガミを防ぐことが目的
なぜ固いと思われる低合成オッズのレースを避けるのか？

・合成オッズはトリガミを防ぐことが目的

トリガミとは、賭けた金額が回収金額を下回ってしまうことを指します。

どれだけオッズの高いレースに賭けても、回収できる金額が賭け金を超えなければ意味がありません。

ここで合成オッズが役立ちます。複数のレースに分散して賭ける場合、合成オッズを用いて全体のオッズがどの程度のリターンをもたらすかを予測できます。

合成オッズを使うことにより、トリガミを防ぎながら堅実な投資を行うことが可能です。

・なぜ固いと思われる低合成オッズのレースを避けるのか？

低い合成オッズのレースでは、利益に対して外れるリスクが大きく、利益を得るためのリスクが高くなります。

特に、1.1倍や1.2倍のような低オッズのレースにばかり賭けると、少しの外れで大きな損失を被る可能性があります。

合成オッズの考え方を取り入れることで、低オッズのレースに対する依存を減らし、よりバランスの取れた戦略を立てることができます。

３．合成オッズの計算式と活用法

合成オッズの計算式と活用法について、次の通り紹介します。

合成オッズの計算方法
合成オッズの目安
合成オッズを使う際の賭け金分配方法

・合成オッズの計算方法

合成オッズの計算方法は、各レースのオッズの逆数を足し、それを1で割ることで求められます。

計算式は、

『合成オッズ＝１ ÷ （１ ÷ オッズＡ＋１ ÷ オッズＢ＋１ ÷ オッズＣ …）』です。

例えば、3倍と5倍のオッズがある場合、計算式は1÷(1/3+1/5)で合成オッズは約1.9倍になります。

合成オッズを用いることで、全体のリターンがどの程度見込めるかを評価することが可能です。

・合成オッズの目安

一般的に、合成オッズが3倍以上になるように車券を購入することで、リスクを減らしつつリターンを狙うことができると言われています。

合成オッズが3倍以上であれば、トリガミを防ぎながらある程度のリターンを期待できるためです。

複数のレースや車券に分散して賭けることで、合成オッズが3倍以上になりやすくなります。

高オッズのレースをいくつか組み合わせることで、全体の合成オッズを高くし、目安である3倍を上回ることが可能です。

・合成オッズを使う際の賭け金分配方法

資金を分配する際は、オッズの逆数の比になるように賭け金を調整します。

例えば、3倍と5倍のオッズを持つ2つのレースに8000円を賭ける場合を考えます。オッズの逆数の比は1/3:1/5は5:3ですので、賭け金は3倍のほうに5000円、5倍のほうに3000円と、オッズの逆数の比になるように賭け金を調整するのがポイントです。

合成オッズを使う場合は、オッズの逆数の比を使って賭け金を分配します。