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ガールズ競輪の選手のなかには、成績不振に陥る選手もいます。
実際に成績不振に陥った選手は、その後どうなってしまうのでしょうか?
この記事では、
- ガールズ競輪にクビってあるの?
- 2024年度の引退選手一覧
- 引退した競輪選手のその後は?
について解説します。
結論ですが、ガールズ競輪は実力次第で強制引退もある厳しい世界で、2024年は8名が引退しています。
目次
1.ガールズ競輪にクビってあるの?
ここでは以下について解説します。
・毎年一定数が強制引退となる仕組み「代謝」
ガールズ競輪には、成績がふるわない選手が自ら希望しなくても引退させられる制度が存在します。
これは業界で「代謝(たいしゃ)」と呼ばれる制度です。
代謝は、男子競輪と同様に女子競輪にも導入されており、2014年後期から正式にガールズ競輪にも適用され始めました。
制度が本格的に機能し始めたのは2015年後期末からで、それ以降は毎年「登録消除者一覧」として該当選手が公表されています。
代謝制度の背景には、以下のような理由があります。
- 競技全体のレベルを維持するため
- 新たな選手の枠を確保するため
- レースの公平性と安全性を保つため
ガールズ競輪は、ここ数年で新規参戦する若手選手が急増しており、競争も激化しています。
そのため、長年結果が出ていない選手や出場数が極端に少ない選手が一定基準を下回った場合、選手登録を抹消(=強制引退)されるのです。
・ガールズ競輪の代謝基準
ガールズ競輪の代謝基準は次の通りです。
- 2期連続で競走得点が47点未満
- 競走得点の3期平均が47点未満
- 上記を満たす選手の中からワースト3位の選手
ガールズ競輪の代謝基準となる競走得点は47点となっています。
年によっては競走得点が47点未満の選手が多いこともあるため、競走得点が47点未満の選手が全員代謝となるわけではありません。
ただ、47点未満は代謝となる可能性が非常に高いため、選手たちは競走得点を少しでも上げられるように日々戦っています。
2.2024年度の引退選手一覧
2024年度、ガールズケイリンでは複数の選手が引退を迎えました。
その中には、自らの意志で引退を決断した選手もいれば、成績不振により代謝制度の対象となり、やむを得ず競技生活を終えた選手も含まれています。
以下に、2024年に引退したガールズケイリン選手と、その引退理由についてまとめました。
選手名 | 登録地 | 年齢 | 引退日 | 引退理由 |
山口 真未 | 静岡 | 33 | 2024年1月17日 | 自主引退 |
横山 愛海 | 高知 | 23 | 2024年1月17日 | 代謝制度による引退 |
野崎 菜美 | 山口 | 28 | 2024年1月23日 | 代謝制度による引退 |
福田 礼佳 | 熊本 | 29 | 2024年1月27日 | 代謝制度による引退 |
鈴木 咲香 | 愛知 | 22 | 2024年7月23日 | 代謝制度による引退 |
廣木 まこ | 福岡 | 30 | 2024年8月8日 | 代謝制度による引退 |
山本 奈知 | 千葉 | 38 | 2024年10月24日 | 代謝制度による引退 |
亀川 史華 | 長野 | 33 | 2024年10月31日 | 代謝制度による引退 |
特に注目されたのは、120期生の山口真未選手の自主引退です。彼女は安定した成績を残していましたが、自らの意志で競技生活に幕を下ろしました。
一方で、横山愛海選手(124期)、野崎菜美選手(118期)、福田礼佳選手(108期)、鈴木咲香選手(124期)、廣木まこ選手(116期)、山本 奈知選手(106期)、亀川 史華選手(110期)は、競走得点が代謝基準を下回ったため、代謝制度の対象となり引退となりました。
3.引退した競輪選手のその後は?
ここでは以下について解説します。
・競輪選手に戻ることはできない
かつては、競輪選手として一度「登録消除」となった選手は、原則として競輪界に復帰することはできませんでした。
これは、自主的な引退であっても、成績不振による代謝制度による引退であっても同様です。
しかし、2024年からは状況が少し変化し、同年よりJKAは「再チャレンジ検定制度」を導入しました。
これにより、過去3期の審査期間のうちいずれかで、落車や病気などにより31日以上の治療を要し、最低出走回数を満たせなかった選手に限り、再度競輪界に復帰するチャンスが与えられるようになりました。
再チャレンジ検定は、以下の基準タイムをクリアすることで合格となります。
性別 | タイム基準(スタンディングスタート) |
男子 | 1,000mを1分09秒以内 |
女子 | 500mを38秒以内 |
このタイム計測は2回実施され、どちらか1回でも基準をクリアすれば合格と認定されます。
合格した場合、過去の審査成績はリセットされ、新たな1期目として競走生活を再スタートすることが可能になります。
ただし、この制度の対象となるのは、あくまで「やむを得ない事情で基準を満たせなかった選手」に限られており、試験を受けられるのは一度きりのみです。
一般的な代謝対象者や、自主引退した選手にとっては、従来どおり復帰は極めて困難である点に変わりはありません。
・その後のキャリア例
引退後のガールズ競輪選手たちは、競輪選手としての経験や特技を活かして、多様なキャリアに進んでいます。
ガールズケイリンは若い年齢でデビューする選手が多く、20代半ば〜30代前半で引退することが一般的です。
そのため、第二のキャリアをスタートするタイミングとしても恵まれていると言えるでしょう。
以下は、実際に見られる主な進路の例です。
- 一般企業への就職
- 公務員
- 起業
- 専業主婦
- 指導者
- メディア活動
たとえば、2024年に引退した野崎菜美選手(118期)は、現役引退後すぐに公務員試験に挑戦し、2つの自治体から内定を受けたと報じられました。
ガールズケイリンという厳しい競争の中で得た経験は、新たな人生でも確実に力となっており、引退は決して終わりではなく「新しいスタート」であることを証明しています。
4.ガールズ競輪にクビはある?競輪選手の引退時期まとめ
ガールズ競輪の引退時期について解説しました。
- ガールズ競輪には成績や出走数が一定基準を下回ると強制引退となる「代謝」制度がある。
- 一覧の通り2024年度は山口真未選手の自主引退をはじめ、計8名のガールズケイリン選手が引退した。
- 引退した競輪選手は原則復帰できず、その後多くは公務員や一般企業など多様な分野で経験を活かし、新たな道へ進んでいる。
ガールズ競輪は実力次第で強制引退もある厳しい世界です。
2024年は8名が引退し、多くは代謝制度の対象となり、引退後はそれぞれ新たな道へ進んでいます。
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