競輪選手は競輪養成所を卒業してプロになります。
多くの卒業生がプロとして凌ぎを削っておりますが、現在125期の養成所卒業選手が多くの選手が強いと話題になっています。
この記事では
- 125期とは?
- 125期が強い理由は?日本競輪選手養成所の成績を紹介!
- 主な125期の選手は?
について解説していきます。
結論として125期生は学生時代から豊富な実績と経験を兼ね備えた選手が多数おり、養成所時代からハイレベルな成績を残しています。
目次
1.125期とは?
競輪養成所は2025年現在まで127期生までの選手が卒業しプロの道へと羽ばたいてます。
その中で125期生が最近では注目されています。
注目されている125期生については以下のように説明します。
- 2024年春に日本競輪選手養成所を卒業
- 2025年5月時点でS級2班が5名、A級2班が14名
・2024年春に日本競輪選手養成所を卒業
男子125期生は2023年の5月に入学し、2024年の3月に日本競輪選手養成所を卒業した選手たちです。
また、同時期に入学、卒業した女子選手たちが126期生となります。
60名程が4月から新たにプロ選手の仲間入りを果たし、レースへ参戦しています。
・2025年5月時点でS級2班が5名、A級2班が14名
デビューから1年経過した2025年5月時点で、S級2斑が5名、A級2斑が14名となっています。
1つ前の期生となる123期生は現在10名以上がS級2班にて活躍されています。
しかしそのほとんどはデビューして1年半から2年ほど経過してS級2班へ昇級となっています。
しかしながら125期生はデビューしてまだ1年しか経過していませんが既に5名はS級2班として活躍しています。
このことから125期生の実力の高さが伺えます。
2.125期が強い理由は?日本競輪選手養成所の成績を紹介!
異例ともいえる活躍をしている125期生の選手ですが、養成所時代からレベルが高かったという評価の声も見られていました。
養成所時代の成績などを以下のように解説します。
- 平均タイム歴代記録を更新
- ゴールデンキャップ獲得者多数
・平均タイム歴代記録を更新
競輪養成所では記録会での平均タイムが記録されています。
直近5期の中で比べてみると、125期生の記録は200mと400mは2番目のタイムであり、1000mと3000mのタイムは1位となっています。
特に1000mと3000mは歴代最高タイムとなっており、125期生のレベルの高さが伺えます。
・ゴールデンキャップ獲得者多数
ゴールデンキャップとは記録会で最高評価を獲得した選手に与えられる帽子のことであり、評価に応じて帽子の色が変わります。
基準タイムが設定されており、ゴールデンキャップを獲得するには200m、400m、1000m、3000mにてそのタイムをクリアしないといけません。
200mだけ速くても、3000mだけ速くてもゴールデンキャップは獲得出来ず、期生によっては獲得者なしの年もあります。
それだけゴールデンキャップを獲得するのは容易ではありませんが125期生はそれを13名も獲得しています。
この数は近年でも多い人数であり、10名を超える世代もその他では121期生のみであることを考えるとその多さが際立つことがわかります。
3.主な125期の選手は?
125期生がデビューして1年以上が経過しましたが、活躍を見せている選手も複数います。
主に活躍している選手を以下のように説明します。
・栗山和樹選手
今年で28歳になり、その他の同期の選手と比べるとやや年齢が上の選手になります。
養成所成績は3位、卒業記念レースでは2位の成績を残しています。
デビュー後の初レースは完全優勝を果たしA級2斑へ125期生として1番乗りで昇斑しています。
さらに2025年の2月のレースでも完全優勝を果たし、S級2斑へ特別昇級を果たしています。
・森田一郎選手
インカレではケイリン2位、国体でケイリン優勝など学生時代から輝かしい実績を持っています。
養成所時代はゴールデンキャップを獲得し、卒業記念レースでも優勝を果たしています。
また、10月には完全優勝で125期生のなかで1番乗りでS級昇格を果たしています。
125期生の中でもエリートの様な道のりを歩んでいますが、昨年の11月頃から落車に伴う失格やコロナ罹患など、試練にもぶつかっている模様です。
2025年の完全復活が待たれています。
・阿部英斗選手
高校時代から選抜やインターハイ優勝、全日本選手権での表彰台、そしてジュニアナショナルチームの一員として世界の舞台でも戦っています。
学生時代より豊富な経験を持ち合わせていますが養成所の卒業記念レースでは決勝に勝ち上がることが出来ませんでした。
プロに転校後10月にA級2班に特別昇班、2025年の1月にはS級2班へ特別昇級を果たしています。
・山崎歩夢選手
阿部選手と同じくジュニア時代より国際大会を経験しています。
アジア選手権ジュニアケイリンを優勝、世界選手権ジュニアケイリン4位という実績を誇ります。
また、父は現役S級レーサーにしてタイトルホルダーの山崎芳仁選手であり、まさに競輪界のサラブレッドと言えます。
そんな山崎選手はプロ転校後は苦難の連続を味わっており、デビュー戦では先導誘導員早期追い抜きにより失格となりました。
さらには発熱や怪我などにも見舞われながらも2025年の4月にS級に特別昇級を果たしています。
・中石湊選手
ゴールデンキャップ獲得者にして養成所をトップの成績で卒業した超エリート選手です。
学生時代からもジュニアナショナルチームに所属しており現在もナショナルチームに所属しています。
さらに2024年に行われたアジア選手権トラックではチームスプリントで金メダル、個人種目1kmTTで銀メダルを獲得しています。
競輪の方では昇級が懸かったレースを勝ちきれなかったりナショナルチームとの兼ね合いもあり難しい時期を過ごしていました。
しかし、2025年の3月にS級昇級を果たしています。
4.【おわりに】競輪の125期はなぜ強いの?まとめ
競輪の125期生について解説しました。
- 125期生は競輪界ではルーキーの立ち位置でありながらもすでに高い実力を見せている選手が複数存在している。
- 125期生は養成所時代から歴代でも優秀な成績を残しており、当時からレベルの高い世代であったことが示されている。
- ジュニア及び学生時代から数々の実績を誇り、養成所時代、プロ転校後でも存在感を示している。
競輪125期生の記録や実績などはネットで調べることができます。
また、養成所時代の記録は日本競輪養成所のホームページにも記載されています。
125期生のことをより詳細に知りたい方は、ぜひ調べてみてください。
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