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競輪には競技の活性化と国際交流を目的に、外国人選手を短期登録選手として日本の競輪レースに参加できるようにする制度として、1982年から国際競輪という名称で始まりました。
短期登録選手は日本人と体格や身体能力が異なるため、強すぎると話題になりやすく、強すぎることで日本人競輪選手のさらなるレベルアップが期待されている制度です
この記事では、
- 競輪の短期登録選手とは?いつからある制度?
- 外国人選手が強すぎる?過去の短期登録選手を紹介!
- ガールズ競輪の過去の外国人選手を紹介!
- 2023・2024年の短期登録選手の状況は?
について、ご紹介します。
短期登録選手は2009年より始まった外国人選手が日本の競輪に参加するための制度で、男子競輪はS級2班、ガールズ競輪はL級1班として出走し、日本人に混ざってレースを行います。
1.競輪の短期登録選手とは?いつからある制度?
短期登録選手は1982年に国際競輪という名称で始まった競輪の技術向上と国際交流を目的とした制度です。
2009年以降は短期登録選手として制度が継続されています。
制度に登録される選手は基本的に、トラックワールドカップや世界選手権といった世界大会で決勝に出場するような実力のある選手であることが多く、世界王者が参加することもあります。
世界の強い選手が日本の競輪に参加するための制度が短期登録選手制度です。
2.外国人選手が強すぎる?過去の短期登録選手を紹介!
外国人選手が強すぎるのか、過去の短期登録選手を次のようにご紹介します。
- マシュー・グレーツァー選手
- テオ・ボス選手
- シェーン・パーキンス選手
・マシュー・グレーツァー選手
マシュー・グレーツァー選手は2018年に短期登録選手となった選手で、オーストラリア出身、競輪では9回の優勝、1着回数は36回、勝率は87%という成績を収めました。
また、短期登録選手として登録されていた2018年8月から9月にかけて5レースを完全制覇し、短期登録選手として最多となる15勝連勝を記録、世界最速の競輪選手と呼ばれています。
・テオ・ボス選手
テオ・ボス選手は2019年に短期登録選手となった選手で、オランダ出身、競輪では30回の優勝、1着回数は128回、勝率は67%という成績を収めました。
短期登録選手の前身である国際競輪にも登録されたことのあるテオ・ボス選手は、2004年のアテネ大会ケイリン競技にて銀メダルを獲得しており、ケイリン競技が盛んなオランダのトップ選手です。
・シェーン・パーキンス選手
シェーン・パーキンス選手は2017年、2019年に短期登録選手となった選手で、オーストラリア出身、競輪では46回の優勝、1着回数は195回、勝率は70%という成績を収めました。
父親も同じ自転車競技出身者で、父親が1964年の東京オリンピックに出場していたことをきっかけに日本の競輪に興味を持ち、2009年に競輪選手短期免許を取得、2017年と2019年に競輪選手として出場しています。
3.ガールズ競輪の過去の外国人選手を紹介!
ガールズ競輪の過去の外国人選手には次のような人がいます。
- マダリン・ゴドビー選手
- ロリーヌ・ファンリーセン選手
- マチルド・グロ選手
・マダリン・ゴドビー選手
マダリン・ゴドビー選手は2019年に短期登録選手となった選手で、アメリカ出身、競輪では2回の優勝、1着回数は7回、勝率は46%という成績を収めました。
短期登録選手として来日した時点のマダリン・ゴドビー選手は26歳で、アメリカ人女性のガールズ競輪参加は初めてのことでした。
また、国際大会のアメリカ代表であるマダリン・ゴドビー選手は、チームスプリントの世界記録保持者です。
・ロリーヌ・ファンリーセン選手
ロリーヌ・ファンリーセン選手は2019年に短期登録選手となった選手で、オランダ出身、競輪では5回の優勝、1着回数は27回、勝率は71%という成績を収めました。
2010年冬に行われたバンクーバーオリンピックではスピードスケート選手として出場し、銀メダルを獲得するほどの実力者でしたが、2014年に競輪選手へと転身しています。
競輪選手としては2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場し、銅メダルを獲得しています。
・マチルド・グロ選手
マチルド・グロ選手は2019年に短期登録選手となった選手で、フランス出身、競輪では4回の優勝、1着回数は21回、勝率は75%という成績を収めました。
2019年に日本で走っていたマチルド・グロ選手は、2024年に行われたパリオリンピックにてケイリン選手として出場し、8位となっています。
4.2023・2024年の短期登録選手の状況は?
競輪では2020年以降、短期登録選手は受け入れていません。
2020年に世界中で発生した新型コロナウイルスの影響です。
しかし、レースによっては短期登録選手出場を想定した賞金額も設定していることから、今後の状況次第では再び短期登録選手を受け入れると考えられます。
5.競輪の短期登録選手とは?外国人選手が強すぎる?2023・2024年の状況は?まとめ
競輪の短期登録選手はいつからあるのか、外国人選手が強すぎる理由と、2023・2024年の状況についてご紹介しました。
- 1982年に国際競輪という名称で始まり、2009年から短期登録選手として継続している
- 強い短期登録選手には、マシュー・グレーツァー選手やテオ・ボス選手、シェーン・パーキンス選手などがいた
- ガールズ競輪の強い短期登録選手には、マダリン・ゴドビー選手、ロリーヌ・ファンリーセン選手、マチルド・グロ選手などがいた
- 2024年現在、短期登録選手は受け入れていないものの、今後再開する可能性は高い
外国人と日本人では体格に大きな差があり、強すぎると言われていますが、レベルの違う選手を見ることで日本人選手の技術向上が望めます。
また、強い選手はそれだけ注目を集めることから、競輪の人気向上にも短期登録選手は役立っていると考えられます。
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2020年以降受け入れのない短期登録選手ですが、ハッチャン競輪ライブで外国人選手の活躍が再び見れる日も近いかもしれません。
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