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競輪の選手会がどんな組織か気になりますよね。
競輪の選手会がどんな組織かを知っておけば、競輪の組織や選手の実態を知って競輪をより理解することができます。
今回は競輪の選手会ってどんな組織？意外なエピソードがある？を紹介していきます。この記事を読めば、競輪の選手会について知れること間違いなしですよ。
１．競輪の選手会ってどんな組織？
まずは競輪の選手会はどんな組織なのかについて紹介していきます。
・一般社団法人日本競輪選手会(JPCU)がある
一般社団法人日本競輪選手会（JPCU）は競輪選手が会員として所属する一般社団法人です。会員数は2,300名超で、理事長は安田光義氏です。
選手会の設立の目的は競輪の創設と同時に各地に設立された競輪の選手会支部を全国で統合するためにまず1951年に『日本プロフェッショナル・サイクリスト連合』として設立され、1952年に社団法人日本競輪選手会として設立されました。
・36都道府県に選手会支部がある
36都道府県に選手会支部が設置されており、現役の競輪選手は36都道府県の支部のいずれかに所属しなければなりません。
仮に無所属であればJKAから競走のあっせんを拒否される厳しい処分を受けます。選手会は競輪選手にとても強い権限を持っており、選手の雇用主としての位置づけとなったり、労働組合としても運営しています。
マスメディアの報道で競輪選手のプロフィールを紹介する時は日本競輪選手会かJPCU所属と表記されます。
・役員は現役選手で構成される
選手会の役員は理事長1名、専務理事1名、常務理事2名、常任理事8名、理事5名、監事3名（内、公認会計士1名）で構成され、理事長、専務理事、常務理事の4名は常勤役員です。
選手会は役員が現役の競輪選手で構成されていますが、常勤役員に任命されると選手会の公務で忙しくなることがあり、レースへ参加する時間が無くなって、引退状態になるそうです。
競輪の世界では現役選手が原則3年間レースを欠場すると、強制的に選手登録が解除されるルールがありますが、役員に任命されると例外で登録解除や引退扱いにはなりません。
現理事長である安田光義氏や、常勤役員である専務理事の金古将人氏、常務理事の古原勝己氏、宮越大氏は今でも現役選手ですが、レースに参加する時間が無く、役員業務に専念しています。
２．選手会には意外なエピソードがある？
次は選手会には意外なエピソードがあるかについて紹介していきます。
・選手会は人気が無い
選手会はファンに人気のイメージがありますが、競輪の選手会はマスメディアやファンに人気があるとは言えません。
人気が無い理由は1989年に開催予定だったKEIRINグランプリ’89で、選手会が賞金を上げる主張をした代わりにレースを中止にしたことが理由となっています。この事件でマスコミは「ファンを無視した」と大げさに書きたてたことも理由となっています。
・二重制裁が下されることがある
選手会はルールを無視した選手に参加自粛要請という形でペナルティを下すことがあり、JKAとは独立してペナルティを下すことから二重制裁と言われています。
二重制裁の事例として、松本整選手が引退の前の年のレースで何度も失格になった際に、選手会が二重制裁を加えており、この時に松本整選手は「選手会は僕を守ってくれなかった」と選手会を非難しています。
選手会を非難した松本整選手はS1からA級に降格されたことがきっかけで、選手会に反発して2004年の高松宮記念杯競輪の優勝をしたことを機に引退しました。
・選手会を脱会した選手が居る
2013年12月に現役18選手が選手会を脱退しています。この選手会脱会を機に2014年3月12日に全23メンバーが自粛の処分となっています。
選手会の脱会理由は表面上は「新選手会」を結成して、若手の育成活動や選手の環境作りに取り組むためとの事でしたが、実は退職金カットや年金の支給停止、共済金制度への疑問もあったと噂されています。
18人の選手の一人は、「あくまでもお金の問題で選手会を出て行くのではない」とコメントしましたが、選手会に問題があると訴えていたそうです。
３．まとめ
今回は競輪の選手会ってどんな組織？意外なエピソードがある？を紹介してきました。
選手会がどんな組織化について知っておくと、選手の事情を知りながらレースを予想して、より車券を的中させやすくなるため、この機会にぜひプロの競輪予想師による解説＆買い目予想のライブ配信に参加してみましょう。
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