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はじめに
競輪といえば、若い選手たちがしのぎを削るスピード勝負というイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし実際には、50代になってもなお現役を続け、戦い続ける競輪選手たちも存在します。
経験に裏打ちされた戦術と、冷静なレース運びで、若手選手に一矢報いるベテラン選手たちは、競輪界にとって欠かせない存在です。
また、公営競技全体を見渡すと、競艇やオートレースでも50代で現役を続ける選手は少なくありません。
競輪と他競技とを比較しながら、50代選手たちがどのように戦い、何を支えに現役を続けているのかを掘り下げていきます。
この記事では、競輪における50代選手たちの現状、強さの理由、他競技との違い、そして彼らの戦い方まで、わかりやすく解説していきます。
1.競輪における50代現役選手の現状
現在、男子は2,193名の登録選手がいます。そのうち50代の選手はS級に37名、A級に299名の合計336名です。
50代の競輪選手が占める割合は全体の15.3%なので多くはないですね。S級に至っては5.5%です。厳しいですね。
しかし、若い世代との体力差が明確になるこの年代においても、技術と経験を武器にレースへ挑み続ける姿勢は、多くのファンから尊敬を集めているのは間違いないでしょう。
実際には、50代選手の多くはS級からA級へと降格している場合が多く、トップレベルでの活躍は難しくなります。
それでも、A級戦線では安定した走りを見せ、存在感を放っているベテランもいます。
また、競輪界は他のスポーツと違い、年齢制限で強制引退がないため、成績さえ維持できれば50代でも出走し続けることが可能です。
この制度も、ベテラン選手たちが長く活躍できる理由の一つと言えるでしょう。
ただし、体力的な衰えやケガのリスクは年々増していくため、日々のトレーニングやコンディション管理には若い頃以上の努力が求められます。
現役50代選手たちは、経験に甘んじることなく、地道な鍛錬を重ねてバンクに立ち続けているのです。
2.競輪選手が50代でも戦える理由
競輪は単なるスピード勝負ではなく、戦略、展開の読み、位置取りといった「知恵と経験」が大きなウエイトを占める競技です。
そのため、体力面でピークを過ぎた50代の選手でも、勝負に絡むチャンスは十分にあります。
まず、ベテラン選手はレース展開を読む力に優れています。
誰が仕掛けるか、どこでペースが変わるか、といった微妙な空気の変化を読み取るセンスは、何百、何千とレースを経験してきたからこそ備わるものです。
若手が単純なスピードで勝負を挑んでくる場面でも、冷静に好位置を確保し、最後の勝負どころで一気に抜け出すことができるのです。
また、50代選手は無駄な動きを避け、エネルギーを温存するレース運びが上手です。
無理な先行争いには加わらず、ゴール前の一瞬に力を集中させることで、体力の消耗を最小限に抑えます。この戦い方は、年齢を重ねた選手ならではの強みと言えるでしょう。
さらに、精神面での安定感も50代選手の武器です。
大きなミスを恐れず、冷静にレースを組み立てることができるため、混戦になったときでも落ち着いて自分のチャンスを待つことができます。
この冷静さこそ、若手にはない大きなアドバンテージです。
3.他の公営競技との比較〜競艇・オートレースの50代選手たち
競輪における50代選手の活躍は貴重な存在ですが、他の公営競技―特に競艇(ボートレース)やオートレースでは、50代選手が比較的多く現役で活躍している点が特徴です。
まず競艇では、ペラ(プロペラ)調整やモーター性能の把握といった、技術面の要素が非常に大きなウエイトを占めます。
そのため、若さによる瞬発力以上に、経験と技術が結果に直結しやすい構造になっています。
たとえば、今村豊元選手や今垣光太郎選手などは50代になっても第一線で活躍してきた名選手です。
スタートの勘やコース取りの巧さがものを言う競艇では、年齢を重ねても第一線で戦うことが可能なのです。
一方、オートレースでも50代の現役選手は存在します。(2025年4月現在:92名)
オートレースはマシン(エンジン)の管理が勝敗に大きく関わるため、若手選手が単純に速いわけではありません。
熟練のセッティング技術やコーナーワークが結果を左右するため、ベテラン勢も十分に勝機を持っています。
なので50代でも勝ち星を重ねた選手は少なくありません。元SMAPの森且行くんも51歳で活躍しています。
これに対して、競輪は体力依存度が非常に高い競技です。
ギア比を駆使した加速力、脚力を基礎とする勝負が不可欠なため、どうしても年齢による衰えが目立ちやすい傾向にあります。
そのため、競艇やオートレースに比べて、50代でトップ戦線に残り続ける難易度は高いと言えるでしょう。
とはいえ、競輪における50代選手は「体力勝負」に真っ向から挑むのではなく、経験と読みを武器にレースを組み立てて戦っています。
まさに、競輪だからこそ味わえる「年齢を超えた知略の勝負」が、ベテラン選手たちの魅力となっているのです。
4.50代の競輪選手にとっての「引き際」とは?
競輪選手にとって、引退のタイミングを見極めることは非常に難しい問題です。特に50代に入ると、体力的な限界や成績の低下といった現実と向き合う機会が増えてきます。
まず、明確な基準となるのは成績の維持です。競輪では一定期間内に必要な成績が残せなかった場合、級班の降格や、最終的には選手登録の抹消(引退)となるケースもあります。
また、体力の衰えを自覚したときも、大きな転機となります。レースの勝負所で思うように加速できなかったり、回復力が極端に落ちたことを実感したとき、多くのベテランは限界を意識します。
さらに、近年では若手選手とのレベル差も顕著です。スピード競争が激化する中で、10代後半〜20代前半のフレッシュな選手たちと競り合うのは、50代選手にとってかなりの負担となります。
以上から、体力的な限界や成績の低下が競輪選手の引き際となる場合が多いと言えます。
5.おわりに
競輪は、単なる若さやスピードだけで勝敗が決まる競技ではありません。
50代という年齢を迎えてもなお、長年培った技術と経験、冷静な判断力を武器に、現役を続ける選手たちがいます。
他の公営競技、たとえば競艇やオートレースに比べ、体力的な負担が大きい競輪において、50代でバンクを走り続けることは並大抵の努力ではありません。
しかし、だからこそ、その姿には深い感動と尊敬が集まります。
若手のスピードに負けず、知略と工夫で一矢報いるベテラン選手たち。彼らの存在は、競輪の魅力をより一層引き立てています。
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