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「競輪選手たちはなんでスタートから飛ばさないの？」
このように思っていませんか？
この記事では、競輪のスタート時のルールや競輪のスタート時のけん制について詳しく解説していきます。また、競輪でスタートから飛ばさない理由も解説しています。競輪のスタート時のルールや動きの理由が気になる人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
１．競輪のスタート時のルール
競輪のスタート時のルールは主に以下の2つです。
- 後輪が発射機に固定されて、号砲に合わせてスタート
- 先頭誘導員の後ろを走る
・後輪が固定されて号砲に合わせてスタート
競輪ではスタートの際に、発射機に後輪が固定されます。その後、スタートの合図である号砲で、スタートします。スターターが持っている号砲を鳴らすピストルと、発射機の後輪は連動しているのです。そのため、スタートの号砲がなるまで、先に動き出すことはできません。フライングなどができないようになっていて、公平にスタートできます。
・先頭誘導員の後ろを走る
競輪でスタートした後は、先頭員誘導員の後ろを走ります。先頭の選手が不利にならないように、空気抵抗や風圧から守ってくれます。また、先頭員誘導員は一定のペースで走るため、ペースの調整の役割も担っているのです。選手たちの25m前からスタートをしてレースの途中で退避します。
２．競輪のスタート時のけん制とは？
競輪のスタート時のけん制について解説しています。競輪ではスタート時にすぐに飛ばさずに、ゆっくりと走り始めます。その理由であるけん制について知ると競輪がより楽しくなります。
・スタートした後に周りの様子を見ながらゆっくり走る事
競輪のスタート時のけん制とはスタートした後に周りの様子を見ながらゆっくりと走る事です。有利な位置につくためにお互いをけん制しながらスタートします。位置取りによってその後の展開が変わるため、スタート時のけん制は重要です。レースによってはけん制が長く、誰も前に行かないようなシーンが見られることがあります。ある程度競輪が分かってくると、出走表を見ただけでけん制の予想がつくほどになります。
・過度なけん制はルールで禁止されている
競輪では過度なけん制はルールで禁止されています。スタート時のけん制では、けん制をしすぎてスピードを上げずに、前の選手との距離が大きくあいてしまうと、勝機を逸したと認められてしまいます。
”第11条 選手は、暴走、過度の牽制等をしてはならず勝利を得る意志をもって全力を尽くして競走しなければならない。
ケイリンエボリューション”
そのため、他の選手が前に走り始めた場合は、けん制をしすぎずについていく必要があるのです。
３．競輪でスタートから飛ばさない理由
競輪でスタートから飛ばさないのは主に以下の理由です。
- けん制をしている
- ペース配分をしている
- 先頭誘導員がいるため
・けん制をしている
競輪で選手たちがスタートから飛ばさない理由は先ほども紹介した通り、けん制をしているためです。自分が有利になる位置取りをするために、周りの選手の様子をうかがいます。そのため、スタートから飛ばさずに、ゆっくりと走り始めます。
・ペース配分をしている
競輪で選手たちがスタートから飛ばさない理由はペース配分をしているためです。競輪では2,000mを走るため、選手たちが最初から最後まで全力で走るのは難しいです。ペースを考えつつ走っています。また、ペース配分を考えて、最後に駆け引きをするための体力を温存しています。
・先頭誘導員がいるため
競輪で選手たちがスタートから飛ばさないのは、先頭誘導員がいるためです。競輪では先頭誘導員を早期に追い抜くことが禁止されています。以下の競技規則によって先頭誘導員を追い抜くことができません。
| 周回 | 失格となる基準 |
| 500メートル | 最終周回前々回のバック・ストレッチ・ラインまでに追い抜くと失格 |
| 400メートル | 最終周回前々回のバック・ストレッチ・ラインまでに追い抜くと失格 |
| 333、335メートル | 最終周回前々回に入るホーム・ストレッチ・ライン(決勝線)までに追い抜くと失格 |
先頭誘導員は一定のペースで走行をするため、先頭誘導員を追い抜いての全力走行はできないのです。
４．まとめ
競輪ではスタート時の号砲に合わせて選手たちが一斉にスタートします。25ｍ先を走る先頭誘導員の後ろを最終周前々回まで走行します。
また、スタート時にはけん制と言って、自分が有利なポジションにつけるように、周りの様子を見ながら走る駆け引きがあるのです。競輪ではスタートから飛ばさずにけん制をしあうので、レースを見る際には最初の駆け引きから楽しみましょう。
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