
「競輪で最低出走回数に達しないとどうなる?」
このように思っていませんか?
競輪では最低出走回数が定められていて、最低出走回数以上の出走をしないとマイナスの評価やデメリットがあります。
この記事では、競輪の最低出走回数について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
1.競輪の最低出走回数は?
競輪には選手として現役を続けるために「最低出走回数」というものが定められています。
これは期ごとに設定されており、各級班ごとに、予想される出走回数の平均の3/5程度になるように、JKAが決定します。
“選手の競走成績を審査する上で最低限出走すべき回数として、その審査期において開催が予定されている競輪の種類及び回数を基に予測される選手の期間出走回数の平均の5分の3程度となるように、S級1班及びS級2班、A級1班及びA級2班並びにA級3班それぞれについて本財団が別に定めた回数をいう。
出典:競輪に係る業務の方法に関する規程“
また、最低出走回数は明確に何回とは公表されていません。ただし、昨今のグレードレースの最低出走回数を参考にすると、各期で24回が基準になっていると考えられます。
2.競輪で最低出走回数に達しないとどうなる?
競輪で最低出走回数に達しない場合、どのようなデメリットがあるのかを解説していきます。
・競走得点が下がる
競輪の出走回数が、評価点算定最低出走回数未満になると、平均競争特典の算出方法が変わります。
出走回数が評価点算定最低出走回数を超えている場合は、
平均競走得点=当該審査期における競走得点の累計÷当該審査期における競走得点対象出走回数
で算出されます。
しかし、出走回数が評価点算定最低出走回数未満の場合は、
平均競走得点={当該審査期における競走得点の累計+(評価点算定最低出走回数-期間出走回数)×修正用基準点数}÷{評価点算定最低出走回数-(競走得点計算の対象としない競走の回数+出走したものとみなす競走の回数)}
で算出されます。
出走回数が評価点算定最低出走回数未満の場合は、複雑になっていますが、簡潔に解説をすると、最低回数に足りない分だけ、修正用基準点数が足されるようになっています。
厳密には、もう少し複雑な計算式ですが、出走しない分が仮の低めに設定された競争得点になるイメージです。
そのため、最低出走回数に満たないと、競走得点が下がってしまい、級班の面でかなりの不利を被ることになります。
・ガールズケイリンでは代謝に近づいてしまう
一方で、ガールズケイリンの場合は現状全員がL級というであるため、男子競輪とは違い、級班への影響はありません。
しかし、ガールズケイリンでも同様に、最低出走回数に満たない場合には不足分を「修正用基準点数」として補填され、競走得点が計算されます。このみなし得点は多くの場合、実際のレースで得点を重ねるよりも低く設定されているため、結果として総合的な競走得点が下がってしまいます。
競走得点が47点を下回ると、代謝制度の対象になることもあります。特にケガや病気で長期欠場した場合、回復を優先したい気持ちは当然ですが、復帰後の出走計画をしっかり立てないと将来の活動に大きな影響が出るのです。
・グレードレースの選考に影響が出る
競輪で最低出走回数に達していないと、グレードレースの選考に影響が出る場合があります。グレードレースによりますが、選考期間における出走回数が、最低出走回数未満の場合、選考に除外されてしまいます。

ただし、例外的に以下に該当する場合は、審議を経て、取り扱いが決定されるのです。
- 開催時S級S班の選手が、やむを得ない事由等により最低出走回数を下回った場合
- オリンピック、世界選手権等の国際大会への出場による場合
- (公財)日本自転車競技連盟公認の選手強化合宿訓練への参加による場合
3.【まとめ】競輪の最低出走回数
競輪の最低出走回数について解説をしてきました。
競輪の最低出走回数は各級班ごとに、予想される出走回数の平均の3/5程度になるように、JKAが決定しているのです。
最低出走回数に満たない場合は、競走得点が下がったり、グレードレースの選考に落ちてしまったりとデメリットがあります。最低出走回数の制度を知って、競輪をより楽しんでみてください。
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