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競輪のレースにおいて、それぞれ選手が理想の戦い方ができるよう、利害関係が一致する相手と組むのが、ラインというもの。
ここでは、このラインを組む相手をどのようにして決めているのか、基準や見分け方を解説していきます。
目次
1.競輪では「ライン」が組まれるけど、そもそもラインって何?
なかにはラインを組むことが禁止されているレースもありますが、通常のレースではラインというものが組まれます。
利害関係が一致する相手とラインを組むことで、相互に恩恵を受けながら走り、お互いによりよい順位を求めていくというものです。
そうした意味では、「チーム」や「同盟」といったような感じをイメージすると、分かりやすいのではないでしょうか。
この章では、このラインの概念について、ラインにおいて各選手が持つ働きと、1つのレースでラインがいくつ作られるかというところまで、解説していきます。
「ライン内での各選手の役割は?先頭・番手・3番手のそれぞれの仕事」
稀に4~5人で組まれることもありますが、ラインは3人で組まれるのが基本形で、ラインの先頭から、先頭・番手・3番手と呼ばれています。
各選手の役割を見ていきましょう。
【先頭】
先頭の選手は、番手と3番手よりも前を走るので、それらの選手からは風よけとして利用されます。
その反面、ラインの先頭を走っている分、レースのテンポやリズムを自分で作れるチャンスがあり、自由度の高い走りができるのが利点です。
また、番手と3番手の選手には、自分が走りやすいように、後ろから追い上げてくる別のラインをブロックしてもらい、自分が先頭に立つことを手助けしてもらいます。
【番手】
ラインのなかでは先頭から2人目の立ち位置なのが、番手の選手。
先頭を風よけとして利用することで、レースの終盤まで体力を温存しておくことができ、最後の直線に入ってからのスパートにかけることができます。
先頭の選手を風よけとして利用する“お返し”といっては何ですが、先頭の選手が走りやすいよう、後ろから追い上げてくる別のラインの侵入を防ぐのも仕事です。
番手の選手は、特にアウトコースから追い上げてくる別のラインをブロックします。
【3番手】
ラインのなかでは先頭から3人目の立ち位置なのが、3番手の選手。
先頭と番手を風よけに利用でき、番手の選手とおなじく、レースの終盤まで体力を温存することができるのが利点です。
基本的な部分は番手の選手と同じなのですが、3番手の選手はインコースをブロックするというのが特徴。
番手はアウトコースから侵入してくる別のラインをブロックしますが、3番手はインコースから侵入してくる別のラインをブロックします。
番手はイン、3番手はアウトをブロックすることで、先頭の選手が走りやすくなるよう、努めるのです。
「1つのレースでラインはいくつできる?そのレースによって数や形が違う」
1つのレースでラインがいくつできるかは決まっておらず、毎レースによってラインの構成は変わります。
先行一車、2分戦、3分戦、細切れ戦の4種類を、簡潔に見ていきます。
【先行一車】
レースの出場する選手のうち、脚質が「先行」となっている選手が1人しかいない場合には、先行一車と呼ばれるラインの構成になります。
とても稀なケースなので、まだ遭遇をしたことがないという方も多いでしょう。
しかし、1人だけの先行選手がとても有利なので、とても予想がしやすいとされています。
【2分戦】
ラインが2つだけで行われるレースを、2分戦と呼びます。
ラインの数が少ないので、レースの展開が読みやすいのが特徴で、決着もスジ決着になりやすいとされています。
追い抜く、追い越される、の関係性でいうと、人数が多いラインのほうが有利といえるため、どちらのラインに誰が所属するのか確認したうえで、ラインの人数にも着目しましょう。
【3分戦】
こちらもライン単位での戦いになりやすいので、スジ決着になりやすいとされています。

また、ラインごとに先頭を担当するであろう選手の強さを確認し、先頭を担当する選手の強さも念頭に置きながら予想するといいですね。
【細切れ戦(4分戦)】
ここまでラインの数が多くなると、混戦になりやすいとされているので、予想がしづらくなってしまいます。
そのため、展開が読みやすく予想がしやすいレースを選びたい場合には、細切れ戦になりそうなレースは流す(投票しない)ことをオススメします。
スジ決着もしづらいとされているので、ライン単位での予想をするのは避けた方がよさそうです。
2.ラインを組み合う選手はどうやって決める?「地区」が大きく関係していた
戦略や脚質の相性が良い相手とラインを組むわけですが、ラインを組む相手として選ぶには、多少の基準になるものがあります。
それが「地区」という概念で、「同じ競輪場>同じ県>同じ地区>隣接地区」の優先順位のもと、主な活動場所が近い者同士で、ラインを組むのが一般的です。
しかし、普段我々がイメージしている通りの地区分けかというとそうではなく、新潟にある競輪場が関東の部類にされているなど、多少違和感のある部類がされている競輪場もあります。
どの競輪場がどの地区に部類されているのか、表にしてみていきましょう。
地区名 | 競輪場 |
北日本ライン | 函館・青森・いわき平 |
関東ライン | 取手・宇都宮・前橋・大宮・西武園・京王閣・立川・弥彦 |
南関東ライン | 松戸・千葉・川崎・平塚・小田原・伊東・静岡 |
中部ライン | 名古屋・豊橋・岐阜・大垣・松阪・四日市・富山 |
近畿ライン | 福井・向日町・奈良・和歌山・岸和田 |
中国ライン | 玉野・広島・防府 |
四国ライン | 高松・小松島・高知・松山 |
九州ライン | 小倉・久留米・武雄・佐世保・別府・熊本 |
すぐに覚えるのは難しいですが、上記の表を見ながら「誰と誰がラインを組むのか」というところを確認しているうちに、少しずつ覚えていけるはずです。
3.自分でラインの並びを予想することはできる?どんな項目を確認すればよいのか
予想をするためには「誰と誰がラインを組むか」を知る必要がありますが、それは自分で予想をすることができるものなのでしょうか。
どのような項目をチェックすれば分かるのか、紹介していきます。
「出走表にある選手コメントから確認できる」
出走表を見てみると、「○○選手をマークします」「自力でいきます」など、一見すると意気込みを語っているだけのようなコメントが記載されています。
しかしこれは、ラインの形を読み取る情報として、とても重要なヒントになっているのです。
「○○選手をマークする」というコメントがあれば、名指しした選手を先頭とするラインを組み、自分が番手になるということを示唆しています。
また、「自力でいく」というコメントがあれば、ラインの先頭を走るということを示唆していると考えられるので、選手コメントはとても重要なヒントなのです。
「レース前の「脚見せ」で並びを確認」
レース前には、これから出走する選手たちがバンクに入り、実際に走行してその日の調子を見せていきます。
これを「脚見せ」と呼びますが、この脚見せで走る際にはライン単位で走るので、脚見せを見ればどのようなラインが組まれるのか、確認することが可能です。
選手の調子や状態を確認しながらラインも見れるということで、一石二鳥のメリットがあるのです。
「過去の決まり手から走りの傾向を掴み、他のラインとの位置関係を知る」
「逃げ」が多くついている場合には、最後の一周の時点で前方に位置していたと考えられますし、「捲り」や「差し」が多くついている場合には、最後の一周の時点ではまだ中団や後方にいると考えられます。
これは「レース中、どのくらいのペース配分で走るのか」を探るための重要な情報ですし、これらの情報を応用することで、その選手が所属するラインがどのような走りをするかを見ることができます。
ライン同士の位置関係を確認する材料として、参考にできる情報です。
「BとHを見れば、その選手の戦い方が分かる」
Bは「残り半周の時点で1着だった回数」を表し、Hは「残り1周の時点で1着だった回数」を表しています。
特にBをとった選手がそのまま1着でゴールするというケースは多いので、Bを多くとっている選手が所属するラインには注目しておきましょう。
「B>H」となっている選手は捲り気味ですし、「B<H」となっている選手は逃げ気味の走りをします。
これらの情報も、ライン同士の位置関係を読み取るための良い情報なので、押さえておきましょう。
「レース前のモニターでラインの並びを確認できる」
選手コメントや地区から「誰と誰がラインを組むか」を予想できますが、初心者の方であれば、そうした予想をするのも一苦労だという方もいるでしょう。
そうした場合には、レースが出走する数十分前から掲示がされているモニターを見てみましょう。
すると、オッズや選手コメント、直近の成績のほかに、「並び予想」という項目があって、レース中にどのような並びになるかを車番で表示しています。
この表示を見ることで、簡単にラインの並びを確認することができるので、初心者の方はここで確認することをオススメします。
4.競輪で組まれるラインは、「地区」によって組まれる?基準を解説|まとめ
脚質や利害関係が一致する相手と組むのがラインですが、ラインを組む相手を決めるときの基準になるのが、「地区」が大きく影響しています。
「同じ競輪場>同じ県>同じ地区>隣接する地区」の優先順位のもと、主な活動場所としている競輪場が近い選手とラインを組むのが一般的です。
実際に誰とラインを組むのか確認する場合には、選手コメントを見たり脚見せを見たり、いろいろな方法があります。
しかし、レース前のモニターで表示される「並び予想」からも確認できるので、初心者の方はそこから確認することをオススメします。
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