【無料メルマガについて詳しく知りたい方はこちらから↓】
競輪ではラストスパートが勝敗を決する重要な要素のひとつです。
またラストスパートまでの流れについて、競輪のルールはどのようになっているか気になりませんか?
この記事では、
- 競輪のラストスパートまでの基本的なルール
- ラストスパートのタイミングって?
について解説します。
結論ですが、競輪はレースの流れについてのルールおよび脚質(逃げ・捲り・差し)ごとのラストスパートの違いを知ることで、観戦がより一層楽しめる競技です。
目次
1.競輪のラストスパートまでの基本的なルール
競輪のラストスパートまでの基本的なルールはどのようなものなのでしょうか?
ここでは以下について解説します。
- 顔見せと呼ばれる選手紹介
- スタートし先頭誘導員についていく
- 先頭誘導員が退避
- レース終盤にジャンが鳴る
・顔見せと呼ばれる選手紹介
競輪のレース前には「顔見せ」と呼ばれる選手紹介の時間があります。
この時間は、選手がヘルメットを外してバンクを軽く周回し、体を温めたり機材を確認することに当てるための時間です。
観客にとっては、フォームや表情から調子を見極める貴重な機会でもあります。
たとえば、脚の動きが滑らかだったり姿勢が安定していれば「今日は好調」と予想する材料になります。逆にペダリングに違和感があれば、不調を疑うきっかけにもなるのです。
こうした観察が車券予想にもつながるため、顔見せはレース前の重要なプロセスと言えます。
・スタートし先頭誘導員についていく
競輪のレースはスタート直後から全力で競り合うのではなく、まずは「先頭誘導員」と呼ばれる中立の選手が先導します。
選手たちはその後ろについて数周を走りながら、レースの流れや位置取りを探っていきます。
誘導員の役割は、おおむね時速50kmで走行し、無理な仕掛けを防ぎ、公平な展開を作ることです。
この間、逃げ型の選手は前方に、差しや捲り型の選手は中団や後方に構えるなど、すでに戦術が動き始めています。
スタートからいきなり勝負というわけではなく、序盤の駆け引きも競輪の見どころのひとつです。
先頭誘導員の存在によって、レースはスムーズかつ戦略的に展開されていくのです。
・先頭誘導員が退避
規定の周回数になると誘導員が退避し、レースは大きく動き始めます。
ここから、選手たちは位置取りや仕掛けの準備に入るため、バンク上の空気が一気に緊張感を帯び始めるタイミングです。
後方の選手がラインを上げに動いたり、前方の選手が発進を待ってスピードを緩める場面もよく見られます。
つまり、残り2周は実質的にレース本番の前哨戦が始まる合図とも言えるのです。
・レース終盤にジャンが鳴る
レース終盤にジャンが鳴ると、選手たちが一気に勝負を仕掛けます。
選手たちは一気に加速し、先頭を奪い合うのです。
特に捲りや差しを得意とする選手たちは、ジャンが鳴ったタイミングから先行選手をどのように抜くかが勝負の鍵となります。
誰が動くのか、どこで仕掛けるのかという読み合いが、レースの醍醐味を生み出すのです。
2.ラストスパートのタイミングって?
選手は実際にどのようなタイミングでラストスパートをかけるのでしょうか?
ここでは以下について解説します。
- 逃げの選手は残り1周
- 捲りの選手は残り半周
- 差しの選手は最後の直線
・逃げの選手は残り1周
逃げの選手がスパートをかけるのは、残り1周(400m)が基本とされていて、ジャンが鳴る残り1周半から徐々にペースを上げ、1周で全開に入るのが典型的な展開です。
この戦法は「先行逃げ切り」と呼ばれ、風を受けながら走るため持久力が不可欠となります。
バンクの形状や風向きによって多少の差はありますが、残り1周が勝負所となるのは共通です。
2022年のKEIRINグランプリでも、郡司浩平選手がこのタイミングで主導権を取りにいきました。
逃げ選手にとっては、ペース配分と位置取りの判断が勝敗を左右する大切な要素なのです。
・捲りの選手は残り半周
捲りを狙う選手は、残り半周(200~250m)地点からスパートを仕掛けるのが一般的であり、逃げ選手の脚が落ちた瞬間を見極め、外から一気に加速して抜き去るのがこの戦法の特徴です。
このタイプには、スピード・タイミング・位置取りのバランスが求められ、脚力と瞬発力に優れた選手が多く見られます。
たとえば脇本雄太選手は、2023年の日本選手権競輪でこのタイミングから見事な捲りを決めました。
一瞬で流れを変える破壊力が、捲り戦法の最大の魅力といえるでしょう。
・差しの選手は最後の直線
差しの選手は、ゴール前の直線(約100m)でスパートをかけるのが基本であり、前を走る選手のスリップストリームを利用し、最後にかわして勝負を決める戦法です。
このタイプには、風を避けて脚を温存し、タイミングを見極めて一気に加速する瞬発力が求められます。
位置取りや前の仕掛け次第で結果が大きく変わるため、読みと判断力も重要です。
2023年のガールズケイリンでは、佐藤水菜選手が残り50mで差し切る見事な勝利を収めました。
直線勝負の一瞬にかけるこの戦法は、経験と勝負勘がものを言う奥深いスタイルです。
3.競輪のラストスパートのタイミングは?逃げ・捲り・差しそれぞれで紹介!まとめ
競輪のラストスパートのタイミングについて解説しました。
- 競輪は顔見せから始まり、残り1周半で勝負が本格化する
- ラストスパートのタイミングは先行タイプが残り1周、捲りタイプは残り半周、差しタイプは最後の直線が目安
逃げ・捲り・差しでラストスパートのタイミングが異なり、それぞれの脚質を知ることで競輪観戦がもっと面白くなります。
ユーチューブチャンネル「ハッチャン競輪ライブ」では、プロの予想師によるライブ実況を視聴できるため、競輪の知識とプロの思考を学ぶことができます。
また、ハッチャンの無料メルマガに登録すれば、プロの買い目予想メールを受け取れます。
熱いラストスパートの戦いを実際に観たい方は、ぜひハッチャン競輪ライブと合わせて無料メルマガもチェックしてみてください。
DOKANT的中させた実力を持つプロギャンブラー・ハッチャンが買い目予想を無料で、毎日お届けします!2分で簡単!無料登録はこちらから