“競輪道”とは?競輪のレースにおいて暗黙のルールとされているのは?

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「競輪道」というフレーズを聞いたことはあるでしょうか。

競輪界で公式には定められていないものの、選手同士や選手とファンの間で存在する暗黙のルールを指す言葉です。

その暗黙のルールとはどのような内容なのか、レースの流れを確認しながら、競輪道について解説していきます。

 

1.「競輪道」=暗黙のルール?競輪のレースをより楽しくするためのルール

競輪道というのは、選手とファンの間で決められた、暗黙のルールのようなもの

感覚としては、「スポーツマンシップ」や「紳士協定」に似た感覚のもので、ルールとして明記されているわけではありませんが、選手が守るべき掟が存在している感じです。

公式のルールとして決められているわけではありませんが、選手はこれらの掟を守ることが大切で、それが選手同士の信頼や、ファンからの信頼の獲得に繋がります。

そうした意味では、「選手とファンの約束事」とも言えるでしょう。

 

 

 

2.競輪のレースはどんな流れで進められる?簡潔に解説

では、どのような暗黙のルールがあるのか見る前に、競輪のレースがどのような流れで進んでいくか、確認していきましょう。

競輪のレースについて、スタートからゴールまでの全体像を確認します。

「レース前|「脚見せ」でラインの構成を知ろう」

競輪のレースは7~9車立てで行われるのが基本で、各選手が他の選手とラインを組んで、ラインごとに位置取りをしながら走ります。

このライン構成について、「誰が誰とラインを組むのか分からない」「自分が応援している選手は、どのポジションを担当する?」というように、様々な疑問を持つこともあるでしょう。

そうした疑問を解消することができるのが、「脚見せ」のタイミングです。

レース前には選手がバンクを軽く走行しますが、このときにはライン単位で走行をするので、このタイミングでそのレースのライン構成が分かります

出走表にある選手コメントも参考にしながら、どのようなライン構成になるのか確認して、予想に入りましょう。

競輪の「脚見せ」とは|ラインの並びや選手の状態を見る、パドックのようなもの

 

「レース開始|先頭誘導員を先頭に周回」

競輪のレースでは、序盤は選手とは別に先頭誘導員という人が走り、風よけの役割を担います。

号砲が鳴ると選手と同時にスタートしますが、先頭誘導員のスタート位置は選手よりも25m先なので、先頭誘導員の後ろに選手がついていく形になります。

先頭誘導員が走行している間は、他の選手は先頭誘導員を追い抜くことができません

残り2周半~1周半になる辺りまで走り、審判室からの合図でコースの内側に退避します。

退避した後は自由に位置取りをしてよくなるので、退避した後こそ、本当の勝負の始まり。

選手同士の思惑がぶつかり合い、スパートに向けて走り出すわけですね。

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「レース中①|ラインごとに位置取りに励む」

レース中、先頭誘導員が退避するまでは追い抜いてはいけませんが、先頭誘導員の後ろで位置取りをすることは可能です。

ラインごとに、先頭に立ちたいラインや、中腹で待機しておいて後から攻めたいラインなど、様々な戦略を持っています。

自分たちの戦略を遂行しやすい位置につけるよう、各ラインが位置取りに励むのです。

ちなみに、ラインは基本的に3人で組まれますが、3選手にはそれぞれ別々の役割があり、その役割を各自が全うすることで、ラインは崩れずに走ることができるようになります。

先頭の選手は風よけで、番手と3番手の選手は後ろからくる別ラインをブロックする役割を持ちます。

先頭の選手は風よけとして利用されますが、その分番手と3番手は後方から別ラインが抜いてこないようにブロックすることで、先頭の選手を守ります。

先頭の選手と番手や3番手の選手は、持ちつ持たれつの関係を保ちながら、各自が1着を目指して走るのです。

競輪におけるラインを徹底解説!

 

「レース中②|打鐘(ジャン)が鳴ったら残り1周半の合図」

残り1周半の合図として、打鐘(ジャン)が鳴らされます。

打鐘が鳴る辺りから各ラインがスパートをかけますが、ゴールに向けてラインが解消され、各選手が自分の脚質に合った戦い方で1着を目指します

各選手が一気にスパートをかけ始める光景は、見ていて爽快感を感じる見どころですよ。

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「ゴール|1着と2着が同ラインなら「スジ」、別ラインなら「スジ違い」」

バンクに引かれた線の内、「ホームストレッチライン」と呼ばれる線がゴール線になります。

1着と2着を同ラインの選手で独占すれば「スジ」となり、1着と2着が別ラインの選手になったら「スジ違い」となります。

2着に「マーク」の決まり手が多いバンクでは、「スジ」での決着になる可能性が高いので、そのバンクで多い決まり手が何か確認することで、より予想を深いものにできるはずです。

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3.競輪のレース内で用いられる暗黙のルールとは

選手が守るべき暗黙のルール、「競輪道」とも呼ばれるものには、一体どのような内容があるのでしょうか。

選手が守るべきもの、レース中に見られる選手の行動、確認していきましょう。

「競輪道① 前日のコメント通りにラインを組む」

出走表には前日に話した選手のコメントが載せられます。

「○○選手をマークする」「(地区名)ラインで行きます」というように、誰とラインを組むのかという部分を示唆しているコメントが多く見られます。

ファンがラインの並びを予想しやすいようにコメントをするので、このコメントと違う走りをすることはご法度

前日のコメント通りの走りをすることが、競輪道のひとつであるわけです。

競輪選手のコメントと出走表から予想する方法とは?

 

「競輪道② コメントで「競り」を表明したら、レース中に1度は競りに出る」

前述した「コメント通りに走る」ということの延長線上にある話なのですが、コメントで「競り」を表明した場合には、レース中に1度は競りを仕掛ける必要があります。

コメントで「競る」と言っていたのにレース中で競らなければ、それは嘘をついたことになり、競輪道に反する行為です。

ファンからの信頼を失わないためにも、コメント通りの戦い方をするはずなので、「競り」を表明したらそれを信じて競りに賭けるのも良いですね。

競輪の競り(せり)とは?競りが起こることでレースに与える影響と見極め方を解説!

 

「競輪道③ 番手になるのは直近で最も成績が良い選手」

ラインを3人で組む場合、2番目になる番手の選手が最も有利だとされています。

先頭の選手が風よけになってくれて、3番手の選手はインから追い抜こうとしてくる別ラインをブロックしてくれます。

前からも後ろからも恩恵を受けられる立場ということで、とても有利なのです。

しかし、番手につく選手はランダムなのではなく、「出場する選手の中で、直近の成績が良い選手」や「先輩」がつくと決まっています。

公式ルールにはない暗黙のルールですが、強い選手や上下関係で優位な選手が番手につけるということなので、知っておけばより並びの予想がしやすいでしょう。

競輪の番手とはどんな意味がある?

 

「競輪道④ 後方からの捲りがない時、先行ラインの番手は最後の直線まで我慢」

先頭を走っているラインの番手選手について、もしも後方から別ラインが捲りを仕掛けてこなければ、最後の直線に入るまで、ラインの先頭にいる選手を追い抜いてはいけません

最後の直線に入る前に追い抜いてしまえば、その時点で決着がついてしまい、そのままゴールまで走ってしまうという事態になりかねません。

こうなってしまうと、見どころのないレースになってしまい、面白みに欠けます。

見ごたえのあるレースにするための暗黙のルールとして、こうしたルールがあるわけですね。

 

「競輪道⑤ 先行を狙って負けた選手は、後退して集団から外れる」

レースの最中、チカラを抜いて後方に下がっていく選手がいるのを見たことはないでしょうか。

これは、先行の位置を取りたかったけどその争いに負けてしまい、その集団から外れるために後退をした、というケースが有力です。

狙っていた位置を取れなかった時点で車券に絡める可能性は低く、車券に絡めないと悟った場合には、上位集団の展開が見やすくなるように配慮して、後退をするのです。

後方から捲ろうとすると、落車をして怪我をしてしまう危険があるので、無理をしないという意味でも、後退を選択しています。

 

 

 

4.競輪道を全うしない選手はいない?代謝が近い選手には要注意

ファンや他の選手からの信頼を失わないように競輪道を全うするわけですが、競輪道を全うしない選手は本当にいないのでしょうか。

結論からすると、居ないわけではないということです。

というのは、代謝(クビ)が近い選手というのは、競輪道を全うしている余裕がなく、裏切りをしてでも結果を残して代謝を防ぐ必要があります。

そのため、代謝が近い選手は競輪道を全うしない可能性があるということで、番狂わせ的な走りをすることも視野に入れ、予想をするようにしましょう。

競輪で暗黙のルールがあるって本当?

 

 

 

5.競輪界の暗黙のルール、競輪道とは?ラインに関するものが多数|まとめ

競輪界のスポーツマンシップとも言える、「競輪道」という暗黙のルール。

前日のコメント通りのラインを組むことや、番手には成績が良い選手や先輩がつくこと、「競り」を表明したら1度は競りに行く必要があるなど、選手としての信頼を失わないために守るべきルールというのがたくさんあります。

特に選手同士の信頼関係は重要で、1度信頼を失ってしまうとラインを組んでもらえなくなるため、競輪道を全うしないことは、今後の競輪人生に大きく影響するわけです。

「競輪道」という暗黙のルールが存在することを知っておくことで、より自信の持てる予想をすることができるでしょう。

 

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