競輪選手の冬季の練習はどうする?練習をした選手の感想は?

 

競輪選手で冬季の練習をどうしているか気になりますよね。

競輪選手で冬季の練習の仕方を知っておけば、寒さに耐えて懸命に練習した結果が現れた選手の熱い思いを知って競輪をより楽しむことができます。

今回は競輪選手の冬季の練習はどうする?練習をした選手の感想は?を紹介していきます。この記事を読めば競輪選手の冬季練習について知れること間違いなしですよ。

 

1.競輪選手の冬季の練習はどうする?

まずは競輪選手の冬季の練習はどうするかについて紹介していきます。

・事故が起きやすいため寒い地域での練習は中止となる

梅雨の季節や春・秋の季節は雨が降ることで、自転車がスリップする危険性がありますが、冬場の寒い季節は雪で自転車がスリップする危険性があります。

雪が積もった場合、バンクの傾斜程度では雪は溶けずに水になるか、除雪をしなければ雪は積もり続けています。

雪が降ったバンクは摩擦力が低いため、スリップの危険は非常に高くなります。そんなバンクでレースを行ってしまっては大事故が起きかねないため、競輪場で雪が多く積もった場合は「レース中止」になることもあるくらいです。

 

・寒さが厳しい地域の選手は冬季移動する

北海道などの寒さが厳しい競輪場に所属する選手は冬季は温かい本州に移動することが多いです。

寒さが厳しいと練習するための道路が凍ってしまい、自転車で走行すると滑って大事故につながりかねないので、気温面だけでなく安全性も考えて、温かい地域で冬場は練習する選手が多いそうです。

冬季移動した選手がどこに泊まるかというと、仲の良い先輩や同期の家に泊まったり、ホテルに泊まるなど泊まる場所も工夫しているようです。

 

・温かい地域の選手は通年通り練習する

本州などでも東北や上越などの雪が多い地域を除けば、雪が積もったり霜が降りることでの路面凍結が無いため、競輪選手は通年通りに練習メニューをこなしています。

プロ野球などではオフシーズンの自主トレは温かい地域で特別メニューをこなしたりしますが、競輪選手の場合は国内でいつも通りトレーニングメニューをこなすことが多いです。

ただし、近年は関東などの本来は温かい地域でも冬場には雪が降るようになっているため、雪が降った時や冬場に冷たい雨が降った時の練習はツラいと感じる選手も多いようです。

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2.冬季練習をした選手の感想は?

次は冬季練習をした選手の感想を紹介していきます。

冬季移動の選手の感想①坂本紘規選手「刺激になっています」

青森競輪場に所属する坂本紘規選手はデビューした年から、宇都宮に冬季移動しています。青森は冬になると雪が積もったり寒さが厳しくなるために現地で練習するのは厳しいからです。

そのため、冬季になると本州でも温かい地域に南下して練習メニューをこなしていきます。

坂本選手によると、宇都宮を選んだ理由は先輩選手が宇都宮に居て、ゆかりがあって宇都宮で練習することになったそうです。

坂本選手は冬季移動をしての練習に「若手でよく練習していて、SSの人もいる。すごく練習するので刺激になっています」と感想を述べています。普段接する機会が少ない他地域の競輪場の選手と交流する機会が増えるため、良い刺激となっているようですね。

 

冬季移動の選手の感想②堀航輝選手「少しでも吸収したい」

堀航輝選手も冬場の寒さが厳しい青森競輪場に所属しており、冬季移動で毎年、静岡を訪れています。

そこでS班の選手や師匠の選手と一緒に練習することで、得るものが多くて練習が充実していると感じているようです。

先輩選手からはレース中でのペダリングなどを教えて貰ったり、目で見て盗んでいるようです。先輩から吸収した技術は堀選手の考え方やペダリングのスキルを変えたそうで、競輪選手として新たな成長が見られることが期待されます。

 

・冬季移動の選手の感想③高木香帆選手「いい練習になりました」

岩手競輪場に所属する高木香帆選手は冬季移動をして久留米に練習拠点を移し、ガールズ指導に定評がある指導者のもとで練習メニューをこなしているそうです。

この指導者の下には日本中からガールズ選手が集まってくるほどの好環境と言われており、高木選手は「いい練習をさせてもらっています」と大きな刺激を受けていると口にしていました。

 

3.まとめ

今回は競輪選手の冬季の練習はどうする?練習をした選手の感想は?を紹介してきました。

競輪選手で冬季の練習をどうしているかを知っておくと、選手の練習の事情を把握した上でレースの予想をして、より車券を的中させやすくなるため、この機会にぜひプロの競輪予想師による解説&買い目予想のライブ配信に参加してみましょう。

特におすすめなのが「ハッチャンの競輪ライブ」です。こちらのYouTubeチャンネルは完全無料で運営されており、毎日欠かさず生配信をしています。プロの予想師によるライブ実況を視聴できるため、競輪の知識とプロの思考を学ぶことができます。

 

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初心者必見!競輪の獲得賞金を知ってもっと楽しむ方法

 

競輪はスリリングなレース展開と独特の駆け引きが魅力のスポーツですが、もう一つの注目ポイントが「獲得賞金」です。

選手たちは大舞台での勝利を目指し、時に数千万円を超える高額賞金を手にします。

この賞金の仕組みを知ることで、競輪の楽しみ方が大きく広がること間違いありません。

この記事では、競輪初心者に向けて獲得賞金の基本や注目選手の賞金事情、大レースの見どころなどを分かりやすく解説します。

競輪をもっと楽しみたい方、ぜひ参考にしてください!

 

1.競輪の獲得賞金の基本

競輪選手の収入の大部分を占めるのが「獲得賞金」です。

選手たちはレースごとの順位や大会のグレードによって賞金を得ますが、その仕組みは意外と複雑です。

ここでは、獲得賞金の基本的な決まり方や、大会ごとの特徴を解説します。

 

 

2.レースのグレードと賞金額

競輪のレースは、グレード(格付け)によって賞金額が大きく異なります。グレードは以下のように分類されています。

G1レース

年間数回開催されるトップクラスの大会で、優勝賞金は数千万円規模に及びます。例えば、KEIRINグランプリ」は競輪最高峰のレースであり、優勝賞金は1億円を超えることも。

競輪G1レースの魅力と賞金システムを徹底解説:稼ぎたい選手たちの熾烈な戦い

 

G2レース

GIに次ぐ大規模な大会で、優勝賞金は約1000万円〜2000万円が一般的です。

競輪のG2とは?日程や賞金を一覧で解説!

 

G3レース

地方競輪場で行われる重要な大会で、優勝賞金は200万円〜500万円程度です。

競輪のG3とは?日程や賞金などを詳しく解説!

 

ボーナスや特別賞金

一部のレースでは、特定の条件を満たすとボーナス賞金が与えられることがあります。

たとえば、「連勝記録を更新」「特別レースでの完勝」などが条件になることが多いです。

これらのボーナスは、選手たちのモチベーションをさらに高めています。

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3.注目選手と獲得賞金ランキング

競輪の世界では、獲得賞金ランキングが選手の実力や人気を示す一つの指標となります。

特にトップ選手たちは数千万円、場合によっては1億円を超える賞金を獲得し、大きな注目を集めています。

この章では、注目選手とその獲得賞金について解説します。

・最新の獲得賞金ランキング

2024年現在、競輪界でトップの選手たちはどのような活躍を見せているのでしょうか?

最新の獲得賞金ランキングをもとに、上位選手の実績や特徴を紹介します。

1.古性優作(大阪・100期)

獲得賞金:2億4,292万3,596円

主な実績:オールスター競輪優勝、寛仁親王牌優勝

特徴:安定した走りと戦略的なレース運びで、トップ選手としての地位を確立しています。

 

2.平原康多(埼玉・87期)

獲得賞金:1億2,978万400円

主な実績:日本選手権競輪優勝

特徴:長年にわたり高い競走得点を維持し、安定感のあるベテラン選手として知られています。

 

3.郡司浩平(神奈川・99期)

獲得賞金:1億1,677万448円

主な実績:全日本選抜競輪優勝

特徴:スピードと持久力を兼ね備えた走りで、多くのファンから支持を受けています。

 

 

4.初心者向け!競輪の楽しみ方

競輪をもっと楽しむためには、ただ結果を追うだけではなく、その奥にある駆け引きや戦略、高額賞金がかかったドラマを理解することが大切です。

ここでは、初心者の方でもすぐに実践できる競輪の楽しみ方をご紹介します。

・大レースで熱狂しよう

競輪には高額賞金がかかる大きなレースがいくつかあり、その中でもKEIRINグランプリ」や「日本選手権競輪(ダービー)」は初心者にもおすすめです。

特にKEIRINグランプリは優勝賞金が1億円以上で、トップ選手9人だけが集う夢の舞台

テレビ中継やネット配信で手軽に観戦できるので、まずはこうした大レースを観てみるのがおすすめです。

 

・お気に入りの選手を見つけよう

競輪には個性豊かな選手がたくさんいます。獲得賞金ランキングを参考にしたり、地元出身の選手を応援してみるのも楽しみ方の一つです。

選手のプロフィールやインタビュー動画を見て背景を知ると、レースがさらにドラマチックに感じられるでしょう。

 

 

5.まとめ

今回は競輪の獲得賞金について話してきました。

競輪はスピード感あふれるレース展開と、選手たちの戦略や駆け引きが魅力のスポーツです。

そして、獲得賞金の仕組みやランキングを知ることで、さらに深く楽しむことができます。

 

競輪の面白さをもっと知りたくなった方は、Youtubeで活動している「ハッチャン競輪ライブ」がおすすめです。

こちらのチャンネルでは毎日ライブでその日の競輪予想ライブをしており、登録者も3万人越えで競輪ファンからかなり人気なチャンネルとなっております。

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【競輪】「自力選手」の戦い方とは?体力に自信がある選手が多い

 

競輪について興味を持った方で、勉強をしていくうちに出逢うであろう言葉が、「自力」というワード。

「自力選手」という言葉になじみがある方もいるかもしれません。

この「自力」という言葉について、意味やそこから見えてくる背景を知っておくと、より奥深い予想をすることができ、的中の確率を高めていくことにもつながるでしょう。

「自力」の意味をはじめ、自力選手になるメリットやデメリット、ライン内での恩恵も解説していきます。

 

1.なぜ「自力」?積極的な競輪をみせる選手である証

なぜ一部の選手が自力選手と呼ばれるのか。

それはその選手の戦い方に理由があります。

およそ2000mの競走になるわけですが、レースの展開として大きな動きがあるのは、先頭の誘導員が抜けた後。

誘導員が抜けた直後にスパートをかけ、強い空気抵抗を受けながらも突っ走って1着を目指す、という戦い方をする選手を、自力選手と呼んでいます。

選手のなかでも先頭を走るのが得意なのですが、自力選手のなかでも細かい部類をすることができ、「逃げ」と「捲り」に分けることができます。

誘導員が抜けた直後からスパートをかけるのが「逃げ」で、とりあえず「逃げ」の選手に逃げさせておいて、その選手が疲れてきたころを見て、遅れてスパートをかけるのが「捲り」の選手です。

自力選手はどちらの部類であっても仕掛けが早いことが特徴ですが、体力勝負で1着を目指している場合や、3着以内に収まればOKという気持ちで仕掛けている選手もいます。

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2.BHSの値で「逃げ」と「捲り」を判断できるかも

出走表にBHSのデータが載っているのは、ご存じでしょうか。

Bは「残り半周の時点で先頭だった回数」、Hは「残り1周の時点で先頭だった回数」、Sは「スタート直後に先頭誘導員のすぐ後ろにつけた回数」を表していて、すべて直近4か月のデータになっています。

ここで使える情報は、BとHの2つ。

注目している選手が自力選手であることを前提にすると、Bが多いということは仕掛けが比較的遅いので、「捲り」がうまくHが多いということは仕掛けが比較的早いので、「逃げ」がうまいといえるでしょう。

自力選手でない選手でBやHが多い選手もいるので、BやHの回数だけで強さを判断するのは危険です。

あくまでも「自力選手だと分かっているなら」という話ですので、活用の仕方には注意が必要です。

競輪の出走表にあるBHSとは!予想に活かせて、戦略を表す重要な情報だった

 

 

3.「自力」と似た言葉で「自在」という言葉もある!違いとは

競輪にはラインの概念がありますが、先頭には脚質が「先行」の選手がつき、番手と3番手には脚質が「追い込み」の選手がつくのが基本です。

「追い込み」の選手は、ゴールの直前までは自力選手の後ろについていて、ゴールの直前までくると一気に畳みかけ、自力選手を抜いて1着になろうとします。

そのため、自力選手はラインの先頭につくことが多く、番手以降の選手には風よけとして利用される立場でもあります。

仕掛けが早い自力選手と、仕掛けが遅い追い込み選手、この中間の立場にいるのが「自在選手」と呼ばれる選手たちです。

自在選手は状況に応じてさまざまな戦法を選ぶことができることから、自在と言われています。

レースの展開を見て戦法を選んでいくわけですから、柔軟な頭と対応力を兼ね備えていると言えるでしょう。

しかし、予想をする側からすれば、どのような戦法でくるか分からないので、予想がしづらいというデメリットがあります。

ここでは紹介しきれていない「自在選手について」は、以下のページで専門的に解説しています。↓

競輪の自在とは?自力との違いやコメントのポイントについて紹介!

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4.自力選手になることのメリットは?デメリットと比較してみよう

仕掛けが早く、スタミナが必要な戦い方でもある、自力選手

自力のなかでも逃げ」を主としている選手は、先頭を走ることで進路を妨害されない、というメリットを持ちます。

自分が攻めたいタイミングで思い通りに攻め始めることができるので、周りに囲まれて群れから抜け出せない、ということはありません。

しかし、スタミナが切れると「追い込み」の選手にすぐ抜かれるので、挽回のチャンスがないのはデメリットといえるでしょう。

捲り」を主にしている選手は、「逃げ」と比較して脚力を温存できるのがメリット

「逃げ」として自分よりも前を走っている選手のスタミナが切れるころ、その選手よりもスパートをかけるのが遅かった自分が抜いていく、という戦い方ができるので、1着の可能性が「逃げ」よりも高まります。

しかし、別ラインの番手や3番手がブロックをしてくる可能性があるので、注意が必要です。

また、スタミナ切れの可能性があるのは、「逃げ」と同様です。

 

ちなみに、先頭を走ることを得意としているため、ライン内で先頭の役割を任されることが多くなります。

番手以降の選手には風よけとして利用されますが、自分が先頭を自由に走れるよう、番手以降の選手は別のラインが侵入してくるのをブロックしてくれます。

そのため、ラインを組んだ相手がブロックのうまい選手だった場合、先頭として走りやすい環境を整えてくれる可能性もあるのです。

番手選手がだれになるのか、というところも注目してみると、先頭の選手の勝率が見えてくるかもしれません。

 

 

5.競輪の「自力選手」ってどんな意味?積極的で体力のある選手が多い|まとめ

レースのなかでは仕掛けが早く、体力勝負で一気にゴールまで駆け抜けたいのが、自力選手です。

「逃げ」と「捲り」に区別することができ、BやHの数値から予測をたてられることもあるので、いろいろな情報と組み合わせて予想をしていくことが大切です。

同じラインの番手選手にブロックがうまい選手がいると、より自由に先頭を走っていられる時間が長く、良い結果に結びつきやすくなるので、同じラインになる選手がだれなのか、というところも見ておくとよいでしょう。

 

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競輪の車番はどうやって決まる?決め方や各車番のメリットとデメリットを解説

 

競輪の予想は、3連単や2車複など、車番を記載することで行いますよね。

当たり前のように各選手に振られている車番ですが、どのように決められているか、疑問に思ったことはないでしょうか。

実は、レースによって車番の決め方は違いがあって、その車番によってメリットやデメリットが存在しています。

 

1.そもそも車番ってなに?1人の選手に1つ設けられる番号のこと

競輪のレースでは、ほとんどのレースが7車立て、9車立ての構成で行われています。

出場するそれぞれの選手に振られている番号が、車番と呼ばれるものです。

我々がレースを予想して投票する際には、この番号を使って投票するわけですね。

そして、この車番に付随する形で作られるのが、枠番というもの。

枠の区分を表にまとめると、以下のようになります。

枠番 1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠
該当する車番 1番 2番 3番 4・5番 6・7番 8・9番

4枠以降は、2人の選手を1つの枠にまとめているのが特徴。

「1枠―6枠」の2枠単で投票した場合には、「1番車―8番車」「1番車―9番車」の2通りが的中パターンになります。

ちなみに、枠が用いられるのは9車立ての場合のみですので、7車立てのレースでは枠を使った賭け式は購入することができません

競輪でよく聞く「枠番」ってなに?車番との関係や枠番を活かした買い方

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2.【車番の決め方】車番は誰がどうやって決めるの?実力を考慮して決められる

では、車番がどのように決められているのか、具体的な例を見ていきましょう。

基本的に、出走する選手に車番を振るのは、番組編成委員と呼ばれる方々の役割。

脚質や実力の関係、車番による有利不利を考慮しながら決定されます。

9車立ての場合を前提にすると、まずは競走得点が低い選手を4番車、6番車、8番車に配置します。

そして、同じラインに所属しないであろう選手どうしで同じ枠を組むように、5番車、7番車、9番車の選手を配置。

最後に、それまで配置されなかった残りの選手を、1番車~3番車に配置していきます。

ラインというのは、活動している地区が同じであるなどの条件により、選手どうしが同盟のようなものを組むことを言います。

同じラインに所属する選手どうしが隣り合う車番だと、それだけ連携をとりやすい環境になり、位置取りがしやすくなるので、そのラインが有利なレースになってしまいます。

これを防ぐために、同じラインに所属すると思われる選手どうしを、隣り合う車番にしない、同じ枠に入れない、といった対策が行われるのです。

以上が通常のレースで取り入れられることの多い、車番を決める方法です。

しかし、なかには抽選や実力の順で決めるレースも存在しています。

それらのレースについては、記事の後半で解説します。

 

ちなみに、車番は内側である(1番車に近い方が)有利であるとされています。

なぜそのようなことが言えるのか、どのような観点で有利といえるのか、以下の記事で解説中です。

競輪予想に活かす!車番の有利不利を知って戦略的に勝つ方法

 

 

3.枠番ってなに?枠を使った賭け式もある

9車立ての場合には、車番だけでなく枠番を使った賭け式で投票をすることも可能です。

枠番を使った賭け式は2枠複」と「2枠単の2種類だけなのですが、場合によっては枠番を利用して投票をしたほうが利口な場合もあるので、枠番を甘く見てはならないのです。

枠番 1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠
該当する車番 1番 2番 3番 4・5番 6・7番 8・9番

前半で解説した通り、上記のように枠番を振られるため、4枠以降は2車ずつ振られていることになります。

これにより、「4枠―2枠」の2枠単を投票した場合には、「4番車―2番車」「5番車―2番車」の2つが的中パターンになるので、2車単よりも幅の広い投票をすることが可能なわけです。

競走得点の低い選手を優先的に4・6・8番車に配置する法則により、1つの枠内の2選手では、競走得点の差が開きがちで、競走得点の高い選手と低い選手で1つの枠は構成されることが多いです。

これは、枠を使用した賭け式があるため、それぞれの枠で実力の差を均等にするという目的もあります。

しかし、稀に競走得点が高い選手2人で構成される場合があり、この場合にはその枠が上位に絡んでくる可能性が高いと考えられます。

「この枠が強い!」と自信が持てる状況のレースを見つけたら、その枠に所属する選手を積極的に車券に絡ませて予想をすることもできるので、枠番の概念を利用した予想も、とても大切な考え方なのです。

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4.車番の決め方が変則的なレースもある?ミッドナイト競輪は競走得点順

前半では基本的な車番の決め方として、編成委員の方々が行う決め方を紹介しました。

しかし、レースによっては別の方法をとる場合もあります。

まず1つは、ネットからの投票に限定されたレースでありミッドナイト競輪

これは、完全に競走得点順になっていて、出走する選手のなかで競走得点が高い選手から順に、1番車から車番が振られます。

競走得点は直近4か月の成績を表しているので、実力がありそのとき調子のよい選手が内側をとれるということでもあるので、この車番の決め方は、予想に大きな影響を及ぼすでしょう。

また、過去の重賞レースでは、抽選で決められたレースも存在。

2021年に開催されたKEIRINグランプリでは、成績の良い選手から順に、好きな車番を選ぶことができるシステムを導入したケースもありました。

 

 

5.競輪の車番の決め方はさまざま!ラインへの配慮、有利不利がある|まとめ

競輪のレースにおいて、車番の選考方法は、ルールで「こうでなければならない」と明確に決められているわけではありません。

レースや重賞の仕様に応じて、抽選や競走得点順など、いろいろな決め方があります。

一般的な方法では、4・6・8番車に競走得点が低い選手を配置することや、同じラインになると思われる選手を同じ枠にはさせないなどの法則性があるので、これらの法則を知っているだけで、予想をより高度なものにすることができるでしょう。

 

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競輪の「軸」ってなに?流しで車券を買うときに活用できる知識

 

競輪の予想をする際に、「軸」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

この軸という知識は、的中の可能性を上げていくために活用できますし、効率よく買い目の幅を広げていく方法でもあります。

ここでは、「軸」の考え方をはじめ、「流し」という買い方、連対率についても解説していきます。

 

1.「流し」で車券を購入するときに必要なのが、「軸」の考え方

「軸」というのは、「流し」という買い方で用いられる考え方です。

もし9車立てのレースで2車単を買う場合、1着を3番車に固定して、2着を3番車以外にするパターンをすべて買うとします。

組み合わせとしては、「3-1」「3-2」「3-4」「3-5」「3-6」「3-7」「3―8」「3-9」の8通り。

このときに固定している3番車こそ、「軸」と呼ばれるものです。

「3番車を軸にして、2連単を流して買う」という言い方をすれば、以上の8通りを買うことになるでしょう。

競輪「流し」とは?初心者でもできる買い方ガイド

 

 

2.流しの軸とする選手は、連対率を参考にしよう

流して買うということは、軸にする選手に心中をするということにもなります。

ですから、上位2着を予想する賭け式なら2着、上位3着を予想する賭け式なら3着に、絡んでくれる車番を選ぶ必要があるわけです。

ここで役に立つ情報なのが、連対率という数字。

出走表にも記載があり、1着になった割合を勝率2着以内になった割合を2連対率、3着以内になった割合を3連対率と呼んでいます。

これらの連対率を求める計算や、予想への活かし方は、次の章で詳しく解説していきます。

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3.軸にするのはどんな選手がイイ?連対率の情報を活かそう

出走表には連対率というデータが記載されていて、各選手は3着以内に絡んでくる割合はどれくらいなのか、確認することができます。

「勝率」「2連対率」「3連対率」の3つの項目について、それぞれ意味と求め方を解説していきます。

勝率|直近4か月で1着を獲った割合」

ズバリ、その選手は直近4か月で1着を獲った割合を表しているのが、勝率の項目です。

あくまで割合であり、回数ではないので注意しましょう。

求め方は、「直近4か月の1着を獲った回数÷直近4か月の出走回数」です。

単位は「%(パーセント)」ですので、もし勝率の項目に「20」と記載があれば、過去4か月のレースで20%の割合で1着を獲っているということになります。

 

「2連対率|直近4か月で2着以内を獲った割合」

2連対率というのは、その選手が直近4か月で2着以内に入った割合を示しています。

こちらも回数ではなく割合の表記になっているので、注意しましょう。

そして注意しなければいけないことはこれだけでなく、2連対率は2着になった回数ではなく、2着以内に入った回数も含まれる、ということです。

要は、1着と2着に入った回数が対象になっているということ。

単位は「%」で、「直近4か月の1着と2着の回数÷直近4か月の出走回数」で求められます。

勝率よりも必ず大きい数字が記されます。

ちなみに、2連対率の数字から勝率の数字を引き算すると、2着率を出すことが可能です。

 

「3連対率|直近4か月で3着以内を獲った割合」

3連対率というのは、その選手が直近4か月で3着以内に入った割合を示します。

2連対率と同じく、3着以内に入った割合であって、3着になった割合ではないので、注意しましょう。

「1着~3着の回数÷直近4か月の出走回数」で求めることができます。

3連対率の数字から2連対率の数字を引き算すると、3着率を算出できます。

「競輪の出走表でよく見る連対率とは?2連対率、3連対率の使い方や活かし方」

 

 

4.的中の幅を広げて競輪を楽しみたいなら「流し」での買い方がオススメ!

競輪の楽しみ方といえば色々な種類があり、ただ1パターンの買い目だけに集中し、トリガミをなくしたり回収を極限まで上げたりということができる「1点買い」もあります。

しかし、1点買いで的中させるというのは、なかなか現実味がなく難しい話。

そこで、軸にしたい車番を1つ決め、そこから考えられる全通りを買ってしまう、流しの買い方がオススメです。

1着だけを決めて2車単や2車複を楽しんでもよいですし、1着と2着に自信があるなら、3着目を流す形で3連単を買っても良いでしょう。

また、競輪には流しと似た買い方として、フォーメーションやボックスという買い方もあります。

・「流し」よりもて広く買えるのがフォーメーション

流しで買う場合には、軸を1車に決める必要があります。

しかし、「先行選手が2人いるから、1着はそのどちらか」「2着も複数の選手で迷っている」という場合もあるはずです。

こうした時にはフォーメーションのほうが適しています。

1着は3番車と5番車、2着は8番車と9番車、3着はそれ以外の全通り」というような買い方ができるのが、フォーメーションです。

フォーメーション専用のマークシートもあるので、そちらについては以下の記事で解説しています。

競輪のフォーメーションとは?ボックスとどちらがいい?

 

・特定の車番で3着までを全通り買うのがボックス

これは軸を決めるのではなく、特定の車番を決めたうえで、その車番がどの組み合わせで3着以内に絡んでも良いように買うのが、ボックスです。

「だいたいこのあたりの車番が3着になるはず」というように検討がついていても、軸に決められるほど自信を持てる車番は無い、ということもあるでしょう。

そうした場合には、流しやフォーメーションよりも、ボックスがオススメです。

チャリ男
チャリ男
例えば、1番車、4番車、6番車、9番車の4人で3着までの争いをすると予想した場合、この4車でボックスを購入すると、この4車で構成される3連単を全通り買うことができるよ。

これがボックスです。

何着になるかは分からないけど、上位に食い込む車番の見立てまではできている、という一歩手前の予想で購入することができるので、自信の程度によっては大変ありがたい賭け方です。

競輪 ボックス徹底解説:購入方法から戦略、点数まで

 

 

5.「軸」を決めて流して買えば、より幅広い予想で競輪を楽しめる|まとめ

流しで車券を買う場合、1着や2着を1車に固定し、それ以外の着番を全通り購入することになります。

この時に固定する車番を、軸と呼んでいます。

流しで買う場合には、軸にする選手に対する依存度合いが高くなるので、連対率なども見ながら慎重に選択する必要があります。

固定できるまでではないが、車券に絡んでくるであろう車番はある程度目星がついている、という場合には、フォーメーションやボックスを活用してみるのもオススメです。

自分の予想にどれだけ自信が持てるのか、という基準をもとに、どのような買い方が良いのか、検討していきましょう。

 

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競輪のレースは戦法を理解していると面白い!脚質やラインとのつながり

 

競輪のレースでは、選手どうしがチームのように同盟を組み、ラインごとに戦法をとって1着を目指します。

選択する戦法は、そのラインに所属する選手の脚質や、各選手が得意としている戦い方が影響していて、時と場合によってはレース中の判断で戦法を変えることもあります。

ここでは、ラインや脚質の解説も交えながら、競輪においての「戦法」の概念についてみていきましょう。

 

1.競輪で使われる「戦法」ってなに?公営ギャンブルで唯一、心理戦が存在

競輪には、各選手が持つ脚質というものがあり、それによって得意な戦い方も違ってきます

いろいろな種類の戦法がありますが、なかには他の選手と協力関係にないと成立しない戦法も存在するため、そこで利用されるのがラインという概念なのです。

脚質や選手どうしの関係性などから、2~3人で組むことが多く、脚質でいうと逃げ追い込み>追い込み」の順でラインを組むことが基本です。

ラインごとに選ぶ戦法は違うので、このあたりで心理戦を楽しむことができます。

公営ギャンブルのなかで心理戦が楽しめるのは、競輪が唯一の存在です。

そうした意味では、ほかにはない魅力があると言えるでしょう。

競輪におけるラインを徹底解説!

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2.戦法を知るためには脚質の理解が不可欠!脚質は大きく分けて3つ

戦法を理解するためには、各選手の脚質にどんな特徴があるのか理解する必要があるでしょう。

「逃げ」「追い込み」「両」の3種類の脚質について、特徴やライン内での役割、決まりやすい決まり手について解説していきます。

「「逃げ」の選手はラインの先頭!風よけの役割がある」

ラインのなかで先頭を走るのは、脚質が「逃げ」の選手。

先頭を走るため風の影響を受けやすく、番手や3番手の選手からは風よけとして利用されます。

しかし、番手と3番手の選手は、先頭の選手を風よけとして利用する一方、後方からくる別のラインをブロックしてくれるので、先頭の自分はペースを崩さずに走ることができるようになります。

もし自分が1着のままスパートをかけてゴールができれば、つく決まり手は「逃げ」

進路を妨害されないというメリットはありますが、一度抜かれると抜き返すスタミナは残っていない、というのがデメリットです。

 

特に、先頭誘導員が退避してからは風をモロに受けるので、「ブーメラン戦法」をとられると致命的です。

ブーメラン戦法については以下で解説しているので、ぜひご参考にどうぞ↓

競輪のブーメラン戦法とは?メリットやデメリット、使われるケースを紹介!

 

 

「「追い込み」の選手は番手や3番手!ブロックの役割がある」

先頭で走る選手の後続、番手や3番手を走るのは、脚質が「追い込み」の選手。

先頭の選手に風よけとなってもらう代わりに、先頭の選手が走りやすいよう、後方からくる別のラインをブロックする役割を持ちます。

先頭の選手を先頭のままにしていれば自分が1着になれませんので、ゴールの直前で追い抜かす戦法をよくとり、それにより「差し」が決まり手になりやすいです。

終盤まで先頭の選手を風よけにできるので良いイメージが強いですが、先頭の選手に心中する形になるので、先頭の選手が実力不足だと、自分の勝ち目もなくなる可能性が大きいのがデメリットです。

 

以下の記事では、「追い込み」の選手が勝ちやすいレースの条件を詳しく解説しています。

「追い込み」の選手をより勉強されたい方は、以下の記事が参考になります↓

競輪の戦法「追い込み」とは|ライン内の役割・勝ちやすいレースの特徴

 

「「逃げ」と「追い込み」、どちらもこなすのが「両」」

「逃げ」の競輪、「追い込み」の競輪、どちらもこなすことができるのが、「」の選手です。

これだけを聞くと「すごい選手じゃん」となりますが、悪く言えば「どっちつかず」ともいえるでしょう。

もともとは「逃げ」だった選手が衰えを感じて「両」に転向するパターンと、センスがよくて柔軟に対応ができるから「両」になるパターン、どちらなのかをよく見き分ける必要があります。

競輪の脚質「両」とは?誰が決める?多い決まり手は?

 

 

3.ラインのなかで協力する戦法|ブロック、切り替えなど

まずは、ライン内で協力して行う戦法を見ていきます。

1人では成立しない戦法ということですので、ライン内の連携感や、各選手の実力も左右します。

【ブロック】

これは、後方から攻めてくる別のラインが追い上げてきた際に、自分のラインよりも前に出ないよう、番手や3番手の選手が別のラインを妨害する、という戦法です。

仕事をするのは番手や3番手ですが、先頭の選手も含め、各選手どうしで利害関係が一致しています。

競輪における戦法のひとつ、ブロックとは?番手選手の大きな仕事

 

【切り替え】

これは連携というよりも、裏切り行為とも見ることができる戦法です。

ラインとして仕掛けるタイミングをミスしてしまい、他のラインに抜かれたとします。

この際、1度仕掛けているので、先頭の選手は体力を残しておらず、もう1度仕掛けなおすことは不可能な状態。

そのときに、まだ体力が残っている番手や3番手の選手が、つい先ほど自分のラインを抜き去ったラインの後に続き、別のラインに乗り換えることがあります。

これを切り替えと言い、ラインは暗黙の了解というだけであってルールではないので、裏切りになることはないのです。

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4.脚質によって得意とする勝ち方は違う!それぞれの1着を目指す方法

脚質によってライン内での役割が違うわけですから、脚質によって得意とする勝ち方も違うはずです。

「逃げ」の選手と「追い込み」の選手、それぞれどのような勝ち方が得意なのか、確認していきましょう。

「「逃げ」の選手は、逃げ・かまし先行・抑えが得意」

打鐘(残り1周と半分)になる時点で先頭に立ち、そのまま逃げ切りを狙う「逃げ」という戦い方がスタンダード

レースの中盤までは後ろのほうで待機し、打鐘がなってから一気にスパートをかけ、先頭に立ったらそのまま逃げ切る、という「かまし先行というものもあります。

同じ先行なのですが、後ろで待機しておいて、先頭にいるラインの先頭選手のところまで上がり、一度抑え、ゴールまでの距離が逃げ切れそうな距離まで短くなってからもう1度スパートをかける、「抑え先行」も見ごたえがあります。

競輪の「先行」ってどんな戦い方?先行にも種類があって、得意なレースがある

 

 

「「追い込み」の選手は、追い込み・マーク・捲りが得意」

追い込み」というのは、同じラインを組んで走っている先頭の選手を、最後の直線で抜き去ることを指します。

また、直線になっても抜かず、ゴールの直前まではりついて、直前になってから抜く戦法を「マークといい、決まり手として「マーク」がつきます。

上記2つよりも早いタイミングで仕掛けるのが「捲り」という戦法で、これはラスト1周の1コーナー目あたりで一気にスパートをかけ始めるものです。

 

 

5.競輪が心理戦による駆け引きが楽しめる競技!戦法を知ればもっと楽しい|まとめ

ラインの概念があることで、より豊富な戦法の種類を生み、レースを面白くしています。

戦法についての理解を深めることで、より深い予想を楽しむことができますね。

例えば、番手選手が強い場合には、「ブロックがうまいはずだから、スジで決着がつくかも」「うまいブロックをしてくれれば、先頭の選手も車券に絡んでくるかもな」といった“展開の予想”ができます。

 

スジや番手などの用語については、本サイトの別記事で解説していますので、気になる方はぜひ↓

競輪の「スジ」ってどんな意味?理解することでより細かい予想ができる

競輪の番手とはどんな意味がある?

 

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競輪界のWIN5(ウィンファイブ)?一攫千金の大チャンスがあるドカント!

 

公営競技には、競馬や競輪、オートレースなど、いろいろな種類があります。

そのなかでも、配当の規模の大きさが随一なのか、競馬のWIN5。

対象の5レースに関して、各レースの1着を的中させるという賭け式です。

これと同じシステムの賭け式が、競輪でも存在しています。

競輪界のWIN5、「ドカント」を解説していきます。

 

1.競馬でよく聞く「WIN5」って何?的中すれば数億円が動く大博打

競輪界のWIN5を見る前に、まずは本家のWIN5を見てみましょう。

WIN5というのは、JRAが主催をしているもので、対象の5レースについて、各レースで1着となる馬を予想し、すべてのレースで的中させることを目指す賭け式です。

100円から投票することができるので、外れた場合でも、最大で5レースにまたがって楽しむことができるわけです。

ちなみに、5レースすべての1着を当たられたときに「的中」となるわけですが、的中した際の払戻金は、数億円の規模になります。

発売金額の70%が払戻金となり、2人以上の複数人が的中した場合には、その払戻金を分配します。

しかし、払戻金には上限があり、100円の購入に対して最大で6億円の払戻金と定められているので、注意が必要です。

6億円を上回った場合には、はみ出した部分は次回にキャリーオーバーされますので、どのレースも夢のある金額になるわけです。

また、自分で各レースの1着を予想することもできますが、コンピュータにお任せすることもできますので、競馬初心者の方でも楽しめる賭け式です。

 

 

2.競輪界のWIN5?「ドカント」は最大で12億円のチャンス

100円の車券が数億円に化ける可能性のある、WIN5。

このシステムを競輪に移植したものが、ドカント」と呼ばれるものです。

この章では、ドカントの魅力や的中確率、払戻金について解説していきます。

・ドカントには、「ドカント7」と「ドカント4」の2種類がある

競輪界のWIN5、ドカントは合計2種類の展開で、「ドカント7」と「ドカント4」があります。

どちらも1口200円で、その分配当も最高で12億とビック。

ドカント7とドカント4の違いを見ていきましょう。

 

【ドカント7】

1日で行われるレースのうち、後半の7レースが対象となります。

後半7レースの1着を当てていく賭け式です。

的中確率は、およそ478万分の1

競輪場やサテライトでは投票することができず、ネットからの投票のみとなっています。

 

【ドカント4】

こちらは、1日に行われるレースのうち、後半の4レースが対象で、順不同ではありますが、各レースの1着と2着を当てていく必要があります。

的中の確率は、およそ168万分の1ということで、ドカント7に比べると甘め。

こちらもドカント7と同様、ネットのみの投票です。

 

・ドカントはクイックピック方式なので、初心者と上級者で差がでない

ドカント7、ドカント4はどちらもクイックピック方式で、コンピュータが自動で車番を選んでくれます。

競輪に関する知識や情報を介入させる余地がないので、初心者の方と上級者の方で有利不利が出ない、というのが特徴です。

そのため、競輪初心者の方でも周りの平等の条件で楽しめます。

 

・WIN5と比べてドカントの的中率は当たりやすい?

競馬のWIN5の的中確率は、およそ190万分の1と言われています。

ドカント7の的中確率およそ478万分の1、ドカント4の的中確率は168万分の1と言われているので、的中確率の高さでは、「ドカント4>WIN5>ドカント7」の並びになります。

より的中確率の高い賭け式を選びたい方は、ドカント4がオススメでしょう。

ちなみに、ドカントと比べてより的中確率が高い賭け式として、チャリロトというものもあります。

次の章では、そのチャリロトについて解説していきます。

競輪のDokanto!(ドカント)とは?当たらないって本当?当たる確率も解説!

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3.重勝式車券はドカントだけではない?より手軽に楽しむならチャリロト

ドカントに似た賭け式として、「チャリロト」というものもあります。

1口200円、後半7レースが対象で、各レースの1着を当てるのはドカントと同じ。

コンピュータによって車番が選ばれることや、払戻金の最大が12億円であることも同じですが、「チャリロト セレクト」や「チャリロト5」、「チャリロト3」といった手軽に楽しめるものもあります。

・車番を自分で選ぶことができる、チャリロト セレクト

基本的にはチャリロトと同じなのですが、車番を自分で選択できるようにしたのが、チャリロトセレクトというもの。

知識や情報を駆使して予想することができるので、単純な当選確率よりも高い確率であるといえるでしょう。

また、1口100円で最大6億円という手軽さも魅力です。

 

・後半5レースが対象で車番を自分で決められる、チャリロト5

後半5レースが対象で、自分で車番を決められるタイプのチャリロト5。

5レースになったことで通常のチャリロトやドカント7よりも的中確率が高く、それでもなおキャリーオーバーなどによる「100円が6億円に」という夢は衰えません。

 

・後半3レースが対象でキャリーオーバーなしの、チャリロト3

後半3レースが対象で、こちらも自分で車番を決めることができる、チャリロト3。

チャリロトやドカントを含め、今回紹介した賭け式のなかでは最も的中確率が高いと言えるでしょう。

しかしキャリーオーバーのシステムは存在せず当選者がいた場合には発売金額の70%が配当となり、当選者がいなかった場合には、投票者全員に投票金額の70%を返金する措置がとられます。

とにかく手軽に重勝式を楽しみたい、という方におすすめです。

 

 

4.競輪版WIN5であるドカント|より手軽に楽しみたいならチャリロト【まとめ】

複数のレースにまたがって楽しめるのが、ドカントの魅力。

特にドカント4に関しては、WIN5よりも的中確率が高いですし、的中確率の高さにこだわる方は、チャリロト3がオススメです。

「せっかく重勝式に投票するんだから、数億円の夢を見たい」という方には、チャリロトセレクトやチャリロト5がオススメですね。

 

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競輪の「ST」ってなに?出走表にある情報を予想に活かそう

 

競輪の用語として「ST」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

STのほかにも、「B」や「H」といったように、アルファベットで表される項目のデータがいくつもあります。

STがどのような意味を持つのか、STの周辺用語である「B」や「H」についても解説していきます。

 

1.STって何の略?スタート直後に先頭誘導員の後ろについた回数

競輪の用語として、アルファベットで表されるものがいくつかありますが、そのなかのひとつに挙げられるのが、STです。

これは「スタンディング」という意味合いで、競輪場で手に入る出走表では、「S」と表示される場合もあります。

「ST」と並んで使われるのが、「B」や「H」という数値。

Bは「バックHは「ホーム」の略として使われていて、これらをまとめて「BHS」と呼ばれることもあります。

BHSは予想をするうえで大切な情報で、選手の戦い方を予測するために活用できます。

BとHの詳しい意味については、記事の後半で解説しています。

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2.ST(S)が多い選手は何が得意?長所も短所もある戦い方

競輪のレースが開催される競輪場をはじめ、全国のサテライトなどの車券を発売している施設では、予想に必要な情報が記載されている出走表というものが配布されています。

その出走表のなかにあるのが、STという項目。

STというのは、「直近4か月のレースで、先頭誘導員のすぐ後ろについた回数」を表しています。

競輪の場合、レースがスタートした直後は、風よけやペースづくりの意味合いで、先頭誘導員が先頭を走ります。

先頭誘導員を抜きにした場合の、先頭の位置をとった回数が、STとして数えられるわけですね。

STをとることのメリットとしては、自分を風よけとして利用したい選手たちが、自分の後ろのポジションをとろうと位置争いをした場合、その選手たちが体力を削り合い、自分が楽に先頭を走ることができる、というものがあります。

他の選手が1着ではなく2着争いに注力をすることで、自分は1着を悠々と走ることができる、ということです。

しかし、レースの序盤から体力を使う走り方なので、1度でも抜かれてしまうと挽回をするのは至難の業

一度抜かれたらそれまで、というのは、この戦い方においての大きなデメリットでしょう。

 

 

3.予想に活かしやすいのは、ST(S)よりもBやH

STというのは、あくまでのレースがスタートした直後の状況に関する情報であり、レースが大きく動く終盤の情報を得られるデータではありません。

そのため、BHSのなかではSTがもっとも予想に活かしづらい情報。

ここでは、BやHの予想への活かし方を解説していきます。

・Bはバックの略|残り半周の時点で先頭にいた回数

出走表の項目にあるBの数字は、「ゴールまで残り半周の時点でトップにいた回数」を表しています。

残り半周の時点でトップにいるので、車券に絡んでくる可能性が高い選手と言えます。

他の数値と比べてBの数値が圧倒的に多い場合には、ラストスパートのかけ方がうまい選手であることが多く、決まり手として「捲り」を多く決める選手でもあるでしょう。

ちなみに、この数字が直近4か月の合計になるので、直近4か月の調子の良さを伺う数値としても活用できるでしょう。

 

・Hはホームの略|残り1周の時点で先頭にいた回数

Hの項目は、「ゴールまで残り1周の時点でトップにいた回数」を表しています。

残り1周ということは、Bと比べて半周早いタイミングということになりますね。

ということは、Bの数値だけが多い選手と比べて、Hが多い選手は仕掛けが早い選手だと言えるでしょう。

Hが多ければ、それだけ「逃げ」を狙った戦い方をしている、ということにもなります。

ちなみに、このHの数値も直近4か月の合計になっています。

BやHの回数からは、選手の得意としている戦い方を読み取ることができ、そこからはレースの展開を予想することができるわけですね。

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4.自宅の近所に競輪場がなくても大丈夫!ネットから自宅で投票可能

近所に競輪場やサテライトといった施設がなく、そういった施設での投票ができない、という方もいるでしょう。

しかし、最近ではネットからの投票が可能で、場外での投票ができるようになっています。

ネットからの投票であれば、全国各地で開催されているレースに投票ができますし、ナイター競輪のほか、ネット投票専用になっているミッドナイト競輪への投票も可能です。

競輪場に来場せずに投票ができるので、友人やパートナーとくつろぎながら、好きなお酒を片手に、移動中のスキマ時間で、競輪を楽しめます。

 

 

5.競輪のSTやB・Hは予想に活かせる大切な情報だった|まとめ

競輪の出走表にあるSTとは、スタート直後に先頭誘導員のすぐ後ろ、選手のなかでは先頭についた回数を表しています。

後ろで複数の選手がつぶし合うことで、楽に1着を走ることができるのがメリット。

しかし、序盤から飛ばして走るので、一度抜かれるとそこから挽回をするのが難しいというのが、大きなデメリットになります。

BやHといった項目と同様に、選手の得意な戦い方を読み取るために大切な情報なので、予想をする際には欠かせない情報なのです。

 

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競輪の出走表で見る「B」ってどんな意味?実は予想に活きる情報だった

 

今ではネットからも投票をすることができる競輪。

競輪場で出走表という紙面を見かける方も少なくなってきたかもしれませんが、この出走表に書かれている情報は、予想をするにあたってとても重要な情報なのです。

そうした情報は、ネット投票をする場合でも、そのサイトで公表されているものがあるので、意識して探してみると、予想に活かせるでしょう。

 

ここでは、その出走表のなかでも特に活用したい情報である、「B」について解説していきます。

 

1.競輪場で手に入る出走表からは、予想に活かせる情報がたくさん得られる

競輪場では、「出走表」と呼ばれる紙面が無料で配布されています。

各レースで出場する選手や車番、紙面を担当した記者の選手への評価、直近のレースで決まった決まり手の回数など、明確な数字のデータを多く得られます。

主な項目では、その選手の実力を表す「競走得点」や、「BHS」、「脚質」が参考にできる数字です。

競走得点が高いほど実力が高いということで、脚質からはその選手の戦法や得意な戦い方を予測できます。

ちなみに、出走表に記載されるデータは、基本的には「直近4か月」の合計や平均になります。

なかでも競走得点は直近4か月の平均となるので、「その選手が生涯どれだけ活躍したか」ではなく、「その選手の直近4か月の調子をみる」情報として活用できるでしょう。

【初心者必見】競輪の出走表の見方を徹底解説!

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2.出走表にある「B」は「バック」の頭文字!その他H・Sも解説

出走表にある「B」の項目は、「バック」の略として使われています。

このバックとは何か、というところですが、これはバックストレッチラインを先頭で通過したレースが直近4か月でいくつあったか、ということを表しています。

バックストレッチラインとは、ゴールから半周手前の線のことで、「最後の1周でバックストレッチラインを通過した」=「ゴールの半周手前で先頭だった」際に、Bがつきます

残り半周の段階で先頭にいるわけですから、それだけ車券に絡んでくる可能性が高い、ともいえるでしょう。

以下で解説するほかの項目と合わせて予想することで、より的中の確率が高まる予想ができるようになります。

・H=残り1周の時点で先頭にいた回数

Bはバックの略でしたが、Hはホームの略となっています。

ホームというのはホームストレッチラインのことで、ゴールの線にあたります。

最終周回のホームですから、「ゴールの1周前」=ゴールまで残り1周のときに先頭にいた回数を指しています。

Bよりも半周分多いことになるので、通過してからゴールまでの間に誰かに抜かれる可能性は、Bよりも多くなるでしょう。

Bは「捲り」を狙う選手に多くつく数字ですが、Hは「逃げ」を狙う選手に多くつく数字です。

 

・S=スタート直後に誘導員の後ろにつけた回数

競輪では、スタート直後は先頭誘導員が前方を走り、その後ろで選手がポジショニングを行います。

このときに、「先頭誘導員の直後」=「選手のなかでは先頭」につくことができたときに、Sがつきます

後ろの選手がポジショニングで体力を使ってくれることで、楽に逃げ切ることができるというのが最大のメリット。

しかし、誘導員が抜けた後は、モロに風の影響を受けてしまうので、逃げ切りというのは難しいのが現状です。

競輪の出走表にあるBHSとは!予想に活かせて、戦略を表す重要な情報だった

 

 

3.Bが多い選手は強いの?ポジション取り、捲りが得意な可能性が大

Bが多いということは、自分が仕掛けたいタイミングで仕掛けられるように、上手くポジションをとることができているとも言えます。

Bが多い選手が車券に絡む可能性が大きいので、突出してBが多い選手がいた場合には、その選手に注目して予想を立てることをオススメします。

また、BとHの数字を見比べてみる。というのも有効です。

Bの回数が多いのにHの回数は少ない」という選手がいた場合、状況を考えてみると、残り1周の時点では先頭でなかったのに、残り半周の時点で急に先頭に躍り出た、ということになります。

言い方を変えると、残り1周と残り半周の間で仕掛けた、ということになりますね。

この走り方を想像すると、戦法としては「捲り」になるでしょう。

BとHにそこまで大きな差がなければ注目する必要はありませんが、BがHの倍以上の回数になっていれば、上記のような展開が期待できますね。

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4.Bが多いだけではダメ?競走得点を見て選手の強さを把握しよう

直近4か月の成績を表したのが競走得点ですが、Bが多いだけではなく、この得点が高いか低いかも注目しておきたいポイントです。

ただBが多いというだけでは、その選手について大きな信頼を置くのは危険です。

Bの数字でその選手の戦い方が把握できたあと、その選手がどれほどの実力者なのかを、競走得点から読み取ります。

獲得できる競走得点は、レースの規模と着順で決まり、1着が最も高い得点を獲得でき、順位が下がるごとに獲得できる得点も下がっていく仕組みです。

1つ順位が下がるごとに2点の差が出るので、2人の選手間で10点の差があれば、平均して5着分、どちらかの選手が実力で下回っているということになるのです。

このような情報を知ることで、ただ「Bの回数が多い」という理由だけで予想に絡ませることが危険である、ということに気が付くと思います。

 

 

5.競輪の出走表にある「B」が多い選手は捲りが得意なことが多い|まとめ

ゴールまで残り半周の時点でトップであった回数を表す、出走表の「B」の項目。

直近4か月の数字なので、その選手の直近の調子を表す数字でもあります。

Hよりもゴールに近い位置でトップであったことが分かる数字なので、それだけBが多い選手は車券に絡んできやすい選手だということ。

競走得点やH、脚質など、いろいろな情報と掛け合わせることで、より精度の高い予想を楽しむことができるでしょう。

 

本サイトを運営しているハッちゃんでは、出走表のある項目の活用法や、選手どうしの心理戦に関係する知識など、競輪にまつわる情報を多く配信しています。

用語集なども用意していますので、初心者の方のステップアップとしても活用いただけます。

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競輪における戦法のひとつ、ブロックとは?番手選手の大きな仕事

 

競輪では、ラインという選手同士の同盟のようなものにより、いろいろな戦法がとられています。

今回は、いろいろある戦法のなかでも「ブロック」と呼ばれる戦法について、スポットライトを当てて解説していきます。

ブロックとは何か、ブロックを行う選手は誰なのか、基本の部分から見ていきましょう。

 

1.【ブロックとは】ラインの番手・3番手の選手が行う戦法のひとつ

競輪というのは、公営ギャンブルの競技のなかで、心理戦が楽しめる唯一の競技です。

競馬では馬、ボートレースではモーターといったように、選手のチカラだけではやりようのない要素があるなかで、競輪は己のチカラのみで戦います。

よって、各選手の思惑がレースの展開にモロに出るのです。

その心理戦を少しでも有利に進められるよう、自分と利害関係が一致する相手とラインを組み、レースに臨むわけですね。

ラインのなかでの役割は、各選手の脚質によって異なります

以下では、3人の選手でラインを組むときを例に挙げて、各選手の役目を紹介します。

【先頭を走る選手の役目】

先頭を走る選手は、脚質が「逃げ」になっている選手が務めます。

個人的な戦い方として、終盤に仕掛けた勢いでそのままゴールまで突っ走りたいタイプの選手。

しかしラインの先頭を走るため、向かい風をモロに受け、体力の消費は激しくなります。

逆に考えると、先頭を自由に走れる分、同じラインの番手や3番手の選手には、風よけとして利用されるということになります。

 

【番手・3番手を走る選手の役目】

先頭を走る選手を風よけとして利用しているため、体力の温存に期待ができるポジションです。

そして最後のスパートとなれば、残しておいた体力を一気に開放し、風よけとして利用していた先頭選手を抜き去り、一気に1着を目指します

しかしこれでは先頭選手にデメリットがあるだけなので、風よけとして利用していただいている分、先頭選手に恩返しが必要です。

そこで、先頭選手が走りやすい環境を作るため、番手以降の選手は後方からくる他のラインが上がってこられないようにブロックをします。

番手の選手は外側をブロック、3番手の選手は内側をブロックするのが基本です。

ちなみに、先頭の選手を抜いて1着になる場合、番手の選手は1人を抜けばよいのですが、3番手の選手は2人抜かないといけないので、番手選手のほうが有利になります。

競輪の番手とはどんな意味がある?

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2.ラインの番手・3番手につくのはどんな選手?脚質と決まり手

先頭選手は風よけに、番手・3番手の選手は後方からの他ラインをブロックする、という役割がありました。

先頭は脚質が「逃げ」となっている選手が担当をしますが、番手や3番手に適した選手は、どのような選手なのでしょうか。

【「逃げ」や「両」の選手が先頭になる】

脚質が「逃げ」や「」になっている選手が、ラインの先頭になります。

決まり手として多いのは、「逃げ」や「捲り」。

レースの展開として、自分のラインが先頭を走り、そのまま逃げて先頭選手が1着でゴールした場合には、「逃げ」が決まり手になります。

後方にいたラインが終盤で仕掛け、先を走る他のラインを抜いて、そのまま先頭選手が1着になった場合には、「捲り」が決まり手になります。

 

【「追い込み」「両」の選手が番手・3番手になる】

脚質が「追い込み」や「」になっている選手が、ラインの番手や3番手を走ります。

「逃げ」の選手よりも瞬発力に長けていてゴールの直前に一気にスパートをかける戦い方を得意としているため、ラインのなかでは番手を走って体力を温存するのが基本です。

1着になる際には前方の選手をゴールの直前に抜くため、「差し」が決まり手としてつくことが多くなります。

ちなみに、差し切れずに2着となった場合には、「マーク」が付く可能性もあります。

 

 

3.ブロックのしすぎは失格につながる?競輪で注意したい失格行為

実は、行き過ぎたブロックの行為により、失格となってしまう可能性もあります。

具体的にどのような行為が失格にあたるのか、確認していきましょう。

【外帯線よりも内側からの追い抜き】

バンクには「外帯線」と呼ばれる線が引かれていますが、この線よりも内側を走っている選手を、さらに内側から追い抜くことが禁止されています。

これは落車などの危険を回避するためのルールで、落車などがなくても、追い抜いた時点で失格となります。

 

【あからさまな押圧】

これも選手の落車を回避するための措置

他の選手を押して走行を妨害する行為も、失格の対象となります。

しかし、押し合うことで争うのは、番手や3番手の役目として知られていますので、どのくらいの程度で失格になるかというのは、意外とあいまいな部分でもあります。

 

【急な蛇行、斜行】

あまりにも大きな蛇行や斜行をする場合も、他の選手を落車の危険にさらすので、禁止されています。

しかし、これもブロックをする行為に近い動きなので、あくまでも「急な蛇行や斜行」ということであり、厳しく取り締まられているイメージはありませんね。

競輪で失格になるとどうなるの?選手のペナルティや違反基準、ファンへの影響を解説!

 

 

4.競輪の醍醐味でもあるブロック!番手や3番手の大きな仕事だった|まとめ

「追い込み」や「両」を脚質としている選手は、ライン内で番手や3番手の役割を担います。

先頭の選手を風よけとして利用する一方で、先頭選手が走りやすいように後方からの他ラインをブロックする仕事を持ちます。

しかし、押圧や蛇行・斜行が禁止されているので、あからさまで危険なブロックというのは、しづらいところがあるでしょう。

ブロックが上手な選手を「横足がある」と言いますが、この「横足がある」選手を見つけることで、より深く的中の確率を上げるような予想ができるようになるでしょう。

 

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